職業訓練に受かりやすい人の特徴!年齢は関係ある?講師に聞いてみた
職業訓練に受かりやすい人ってどんな特徴があるんだろう。
年齢が高いと不利になるのかな?
このようなお悩みにお答えしていきます。
この記事では2020年10月からWEBデザインの職業訓練に通っていた僕が、職業訓練に受かりやすい人の特徴を解説していきます。
本記事を書くにあたって職業訓練の講師に、職業訓練に受かりやすい人の特徴や、年齢が関係あるのかインタビューしてきました。
現場のリアルな声を聞いてきたので、職業訓練に受かりたい人は参考にしてくださいね。
職業訓練に受かりやすい人は、年齢が若くて就職意欲の高い人です。
ただし50代でも受かるので年齢を気にする必要はありません。
ですが職業訓練は就職率が低い点には注意が必要です。
厚労省の発表によれば職業訓練校の就職率は約60%しかありません。
ここだけの話、僕は職業訓練を卒業してから就職できませんでした。
ところがJAIC(ジェイック)と 第二新卒エージェントneoを使ったところ、わずか1ヶ月で内定を5個いただくことができました。
なので本気で就職したいなら、職業訓練ではなくJAIC(ジェイック)と 第二新卒エージェントneoを使った方がいいです。
では前置きはここまでにして本題に入ります。
職業訓練に受かりやすい人の特徴!年齢は関係ある?
結論から言うと年齢は関係あります。若い人の方が受かりやすいです。
なぜなら職業訓練校は、就職率という実績を求められるからです。
なので就職できる確率の高い、若い人を優先的に採用する傾向があります。
だけど年齢が高いからといって諦める必要はないよ!
ボクが通っていた職業訓練(WEBデザイン)には50代の方が2名、40代が5名、30代が8名、20代が8名いました。
なので年齢が若いほど受かりやすいとはいえ、40・50代でも受かります。
実際、職業訓練に年齢制限はないので、就職する意欲さえあれば誰でも受講できます。
では、どのような特徴の人が職業訓練に受かりやすいのでしょうか。
以下で解説していきます。
職業訓練に受かりやすい人の特徴|年齢のハンデを乗り越えるには
職業訓練に受かりやすい人の特徴は以下のとおり。
- 就職意欲が高い
- 就職可能性が高い
- 協調性がある
これら3つのポイントを押さえておけば、年齢が高くても職業訓練に受かりやすいです。
では1つずつ説明していきますね。
就職意欲が高い
職業訓練に受かりやすい人の特徴として真っ先に挙げられるのが、“就職意欲が高い”こと。
なぜなら職業訓練の講師たちは、就職実績が高ければ人事評価がプラスになるからです。
逆に就職率が低い職業訓練校は、国からの補助金が削減されてしまうのです。
このため職業訓練は、就職率を重視しており、就職意欲の高い人は職業訓練に受かりやすいです。
嘘でもいいから、面接では就職意欲をアピールしよう!
就職可能性が高い
次に大切なのが“就職可能性が高い”こと。
どれだけ就職意欲が高くても、就職可能性が低ければ不合格になります。
たとえばWEBデザイナーになりたいけど、パソコンを触ったことがなく、タイピングすらできない人は、就職可能性が低いといえます。
逆にいえば、訓練で学ぶ分野に興味を持っており、自ら進んで学ぶ姿勢のある人は、就職可能性が高いといえるでしょう。
面接では独学していたことを伝えるといいよ!
協調性がある
職業訓練では、他の生徒と一緒に訓練を受けるため、協調性のある人が求められます。
もしあなたが訓練を受けているとき、騒いだりして授業を妨害する生徒がいたら嫌ですよね?
また協調性の低い生徒を入学させてしまうと、訓練校の就職率が悪化するリスクもあります。
なので職業訓練には協調性のある人が求められるのです。
生徒にしつこく連絡先を聞いて退校処分になった人もいるよ!
職業訓練に受かりやすい時期
大阪府が発表しているデータによれば、職業訓練に最も受かりやすい時期は2月。
職業訓練に受かりにくい時期は6−8月といえます。
6-8月の倍率が上がる背景として考えられるのは、4月は新年度なので心機一転して、環境を変えたり、新しいことを始めようとする人が多いことや、ボーナスをもらってから退職する人が増えることです。
一方、2月の倍率が低いのは、4月に年度末のボーナスが支給されるため、仕事を辞める人が少ないからだと考えられます。
年月日 | 倍率 |
6月 | 1.4 |
7月 | 1.4 |
8月 | 1.2 |
9月 | 0.8 |
8月 | 0.7 |
11月 | 0.8 |
12月 | 0.7 |
1月 | 0.8 |
2月 | 0.6 |
3月 | 0.7 |
以上の理由から、なんとしても職業訓練に合格したい人は、倍率の低い2月前後を狙うと良いですよ。
ただし倍率が低いからといって、面接対策をおろそかにすると普通に落ちるので要注意です。
では、どうすれば職業訓練の面接に受かるのか。
ボクの実体験をもとに解説していきます。
職業訓練の面接に受かるための事前準備
職業訓練に受かるためには、以下の事前準備をしておくことが大切です。
- ジョブカードをしっかり書く
- 受講したい訓練のカリキュラムに目を通しておく
- 筆記試験対策をする
- ハローワークの担当者に丁寧に接する
それぞれ説明していきます。
ジョブカードをしっかり書く
ジョブカード(エントリーシート)は就職活動に向けた学習歴、活動歴、自己PRなどを記入するシートのこと。
ようするに履歴書だね!
ジョブカードには以下の項目が用意されています。
- 価値観、興味、関心
- 強み等
- 将来取り組みたい仕事や働き方等
- これから取り組むこと等
- その他
これらの項目をしっかり記入することで、就職意欲の高さをアピールすることができ、職業訓練の面接官へ良いイメージを与えられます。
受講したい訓練のカリキュラムに目を通しておく
受講したい訓練のカリキュラムに目を通しておくのも大切です。
なぜならカリキュラムを理解せず面接を受けると、面接官は「この人大丈夫かな?」と思ってしまうから。
たとえば、あなたが会社の面接官だとして、会社の仕事内容を知らない人が面接に来たら不採用にしますよね?
そんな人を採用しても入社後のギャップによって早期退職するリスクが高いですからね。
これと同じで職業訓練が、どのようなカリキュラムで授業を進めていくのか知らなければ、入学後に「思ってたのと違うンゴ…」となってしまいます。
なので、受講したい訓練のカリキュラムに目を通しておくことは大切!
筆記試験対策をする
職業訓練校のなかには、入学前に筆記試験を行うところもあります。
内容は中学生レベルの一般常識なので、そこまで難しくはありません。
ただし試験内容は、都道府県や訓練を行う施設によって異なります。
なので試験が心配な方は、ハローワークや職業訓練校に問い合わせてみると良いです。
答えは教えてくれませんが、大体の問題は教えてくれます。
ちなみに過去問は以下で公開されているので、参考になさってください。
ハローワークの担当者に丁寧に接する
職業訓練の面接に受かるためには、ハローワークの職員にも丁寧に接することが大切。
なぜなら職業訓練はハローワークと連携して事業を行っているからです。
なのでハローワークの職員に対して丁寧に接していれば、ハローワークの担当者があなたのことを訓練校にプッシュしてくれます。
他人に親切するのはタダですし、やっておいて損はないよ!
ここまでが職業訓練の面接前にやっておくべき準備でした。
ここからは職業訓練の面接に受かるコツを解説していきます。
職業訓練の面接に受かるコツ
職業訓練の面接に受かるコツは以下のとおり。
- 就職意欲をアピール
- 職業訓練を受けたい理由(志望動機)が明確
- なるべく早く就職したい旨を伝える
それぞれ解説していきますね。
就職意欲をアピール
職業訓練は就職実績を上げたいので、就職意欲の高い人を入学させたいと考えています。
なので就職意欲をアピールできれば、合格したも同然。
就職意欲ってどうやってアピールすればいいの??
就職意欲をアピールするには『職業訓練に通ってスキルを身につけたい』と伝えるのではなく、『職業訓練でスキルを身につけて就職したい』と伝えればOK。
ようするに職業訓練に通うことが“目的”になるのではなく、就職するための“手段”であることを伝えるといいよ!
職業訓練を受けたい理由(志望動機)が明確
職業訓練を受けたい理由が明確であることも、面接に受かるために大切なことです。
たとえば以下のような志望動機だと落とされやすいです。
- 失業給付の受給期間を延長するため
- 職業訓練給付金をもらうため
- スキルを身につけてフリーランスになるため
これらの志望動機だと、就職意欲が伝わりにくいよ!
また志望動機がぼんやりしている人は、入校しても辞めてしまうリスクが高いため、面接に落ちやすいです。
訓練校の講師は、退校率が高いと国からお叱りを受けてしまうのです。
以上の理由から、職業訓練を受けたい志望動機を明確にするのは大切です。
なるべく早く就職したい旨を伝える
職業訓練の面接では、「いつごろ就職したいですか?」と聞かれます。
このとき「なるべく早く」と答えるのがポイント。
なんなら「職業訓練を受けながら就職活動をします」と答えても良いです。
なぜなら職業訓練を途中で辞めても、辞める理由が“就職のため”だったら、訓練校の就職率がアップするからです。
なので面接で「いつごろ就職したいですか?」と聞かれたら、なるべく早く就職したいと伝えるようにしましょう。
職業訓練の講師が面接で重視していること
職業訓練の講師は、面接で以下の点を重視しているそうです。
- 他の受講生とうまくやっていけそうか
- 訓練内容を正しく理解しているか
- 希望職種と訓練内容がマッチしているか
- 早期就職が可能か
簡単に説明していきます。
他の受講生とうまくやっていけそうか
職業訓練は複数の生徒と一緒に授業を受けるので、他の生徒とうまくやっていく能力が求められます。
なので面接では、なるべく明るい表情で面接を受けるようにしましょう。
当たり前のことだけど大切なことだよ!
訓練内容を正しく理解しているか
訓練内容を正しく理解しているかも大切なポイント。
なぜなら訓練内容を正しく理解していない人は、訓練を受けてもすぐに辞めるからです。
そのため訓練校の面接官も、受講生が正しく訓練内容を理解しているのかを重視しています。
なので面接前に訓練校のホームページを見ておき、どんな訓練を行なっているのかチェックしておきましょう。
希望職種と訓練内容がマッチしているか
希望職種と訓練内容がマッチしていることも重要です。
これは大げさな例ですが、WEBデザイナーになりたいのに、プログラミングの訓練を受けても意味がありません。
なので職業訓練のカリキュラムを見て、希望職種に必要なスキルを取得できるのかチェックしておきましょう。
早期就職が可能か
くり返しの説明になりますが、職業訓練校は就職率が低いと、国から助成金を減らされてしまうため、就職率をとても気にしています。
そのため訓練校の講師は、なるべく早く就職できそうな人に訓練を受けてほしいと考えています。
職業訓練の面接で質問されたこと
ボクが職業訓練の面接で質問された内容は以下のとおりです。
- どうして職業訓練を受けようと思ったのですか?
- これまでの職歴について
- キーボードのホームポジションはわかりますか?
- 6ヶ月の訓練に通えそうか?
- いつ頃就職したいですか?
- 何か質問はありますか?
面接自体は5〜10分で終わるので、あまり緊張しなくても大丈夫です。
職業訓練に不合格になる人の特徴|年齢より重要な点
職業訓練はスキルを身につけて就職することを目的としているため、訓練が必要ないと判断された人は不合格になりやすいです。
僕の知人に元エンジニアがいるのですが、彼はWEB系の職業訓練を受講して不採用になっていました。
最も求められるのは就職意欲
職業訓練の講師に聞いたのですが、どれだけ優秀な人でも、就職意欲がない人は面接で不合格にするとのこと。
たとえばWEBデザインの職業訓練を受けてフリーランスになりたい人は、就職意欲がないとみなされて不合格になりやすいです。
逆に言えば、優秀でない人や年齢の高い人でも、就職意欲さえあれば職業訓練の面接に合格できます。
なので冒頭にも言ったとおり、僕が通っていたWEBデザインの職業訓練には50代や40代の人がいました。
職業訓練の面接で不合格になったらすべきこと
ここまでは職業訓練に受かりやすい人の特徴として、以下の3つを紹介しました。
- 就職意欲が高い
- 就職可能性が高い
- 協調性がある
しかし面接の合否は人が判断することなので、上記の特徴を満たしていても、不合格になることも。
そこでこの章では、職業訓練の面接で不合格になったらすべきことを解説していきます。
就職エージェントを利用する
職業訓練の面接で不合格になったら、無理して受ける必要はないです。
なぜなら職業訓練に通っても就職できない人が多いからです。厚労省の発表によれば職業訓練校の就職率は約60%しかありません。
実は僕も職業訓練を卒業してから卒業できませんでした。
ところがJAIC(ジェイック)と 第二新卒エージェントneoを使ったところ、わずか1ヶ月で内定を5個いただくことができました。
なので職業訓練に落ちた人は、無理して受講しなくてもOKですよ。就職エージェントを使った方が就職しやすいですから。
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別の地域で職業訓練校を探す
職業訓練は自分の住んでいるエリア外でも受講できます。
たとえば東京に住んでいる人でも、埼玉や千葉の訓練を受けられます。
別の地域だからといって、面接で不利になったりすることもありません。
僕が通っていた職業訓練には千葉や埼玉から通っている人がいました。
なので、どうしても職業訓練を受けたい人や、早起きが得意な人は、別の地域で職業訓練校を探してみると良いでしょう。
ハローワークインターネットサービスから全国の職業訓練が検索できるよ!
別のコースを受講する
たとえばあなたが、WEBデザインの職業訓練に行こうとしたけど、面接で不合格になったとします。
しかし東京には以下のように、同じような職業訓練があります。
厚労省:求職者支援訓練 募集中・募集予定のコース情報
- 基礎からはじめるWEBクリエイター・WEBサイト制作科(eラーニング)
- これから変わるWEB制作・Office事務科(eラーニング) – 30 15
- これからはじめる WEBデザイン・マーケティング科(eラーニング) – 30 56
- 全くの初心者OK Webデザイナー養成科(eラーニング) – 23 13
- 初めて学ぶ・しっかり学ぶWebデザイン実践科(eラーニング) – 22 25
- ゼロからWeb/ECサイト学べる科(eラーニング) – 30 7
- 初心者OK Webデザイナー・Web制作・Webマーケター養成科(eラーニング) – 30 32
- 広報/事務で活躍できるWebデザイナー養成科(eラーニング) – 23 2
- 基礎からはじめるWEBクリエイター・WEBサイト制作科(eラーニング) – 20 5
- Web制作・マーケティング科(eラーニング)
なので1つの訓練がダメでも、他の訓練を受ければOK。
もし面接で不合格になったら、他のコースを受講してみましょう。
民間のスクールを活用する
職業訓練の面接に落ちたら、民間のスクールを利用するのも1つの手です。
民間のスクールは、職業訓練と違いお金を払って学ぶため、モチベーションの高い生徒が多く、講師の質が高いです。
なかには就職サポートを行なっているスクールもあり、非公開のレア求人を紹介してくれる場合があります。
お金がかかるものの、質の高いサポートを受けられるのがメリットです。
独学で勉強する
最近はネットに色々な情報が出回っているので、独学で勉強するのも1つの手です。
独学だと自分のペースで勉強でき、余計なお金もかけずに済みます。
ただし情報がたくさんありすぎて、情報収集に時間がかかるデメリットがあります。
また不明点も自分で解決しなくてはならないため、効率よく学習を進められないこともあるでしょう。
なので、まずは独学で勉強してみて、ダメだったら訓練校や民間のスクールを利用するといいでしょう。
まとめ:職業訓練に受かりやすい人の特徴!年齢は関係ある?講師に聞いてみた
今回は職業訓練に受かりやすい人の特徴を解説しました。
年齢は関係ありますが、年齢のハンデを乗り越える方法はいくらでもあります。
ぜひこの記事を参考にして、職業訓練の面接に受かってくださいね。
というわけで今回は以上です。
それでは良い職業訓練ライフを!!
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