新卒で中小企業に就職したら人生終了?人生終わりから抜け出す方法!
新卒で中小企業に就職してしまった…。
人生終わりだ、、、。
就活をしている人によくある悩みですが、中小企業に就職しても人生終了ではありません。
はじめまして。従業員10,000人の大企業と、従業員50名の中小企業で働いた経験のあるゆうやです。
かつての僕も中小企業に就職したら人生終わりだと思っていました。
しかし実際は中小企業に就職しても人生終了しません。
この記事では僕の実体験やデータをもとに、中小企業に就職しても人生終了しない理由をまとめました。
この記事を読めば、中小企業に就職しても人生終わりではない理由がわかりますよ。
【前提】なぜ中小企業に就職すると人生終わりなの?
中小企業に就職すると人生終わりと言われる理由として考えられるのは、以下4つのデメリットです。
- ブラック企業が多い傾向にある
- 大企業よりも年収や福利厚生がショボイ
- 知名度が低い
- 中小から大手に行くのは難しいと言われている
それぞれ説明していきますね。
ブラック企業が多い傾向にある
中小企業は大企業ほど就業規則がきっちり決められてないため、ブラック企業が多い傾向にあります。
大企業なら残業代はきっちり支払われるし、有給もしっかり取得できる場合が多いです。
しかし中小企業は、残業代の計算があいまいだったり、タイムカードのない会社もあります。
また有給の取得が社員によってバラツキがあったり、部署ごとに忙しさに差がある場合も。
かつて僕が働いていた中小企業でも、休日出勤をしている人がいる一方で、月に1回有給を取得している社員もいました。
なので中小企業に就職するときは、求人票をだけなく、転職会議のような口コミサイトで評判をチェックするといいです。
大企業よりも年収や福利厚生がショボイ
中小企業は大企業よりも資金力に劣るため、年収が低くて福利厚生がショボい傾向にあります。
僕がかつて働いていた大企業では、ランチバイキングやドリンク、おやつが無料で提供されていました。
一方で中小企業では、家賃補助すら出ない会社もあります。
また交通費にも上限が設定されており、超過したら自己負担になることも。
中小から大手に行くのは難しいと言われている
一般的に、中小から大手に転職するのは難しく、大手から中小に転職するのは簡単と言われています。
これによって中小企業に就職した人は、人生終了したと勘違いしがち。
もちろん中小から人気の大企業に転職するのは難しいです。
しかし今は「大転職時代」と呼ばれるほど転職が当たり前の時代。Yahooやサイボウズなどの大企業も中途採用をしています。
なので昔ほど中小企業から大手に転職するのは難しくないです。
中小企業で実績を作れば、大企業に転職することは可能ですよ。
知名度が低い
中小企業は大企業ほど知名度が高くないので、友人や異性から評価されにくいです。
一方で難関企業に就職できれば、同級生や異性、家族から評価されるので、自己肯定感が爆上がりします。
また社会的信用も高く、マイカーやマイホームの購入を購入するときにローンを組みやすいです。
しかし大企業に就職しても社風が合わずに短期離職する人もいます。
それに知名度の低い中小企業でも、大企業と同じくらい待遇の良い会社なんていくらでもありますからね。
なので中小企業に就職=人生終わりと考えるのは、あまりにも浅はかな思考です。
そんなわけで、ここから先は中小企業に就職しても人生終了ではない理由を説明します。
新卒で中小企業に就職しても人生終了ではない理由
日本企業99.7%が中小企業
経済産業省の報告によれば、日本にある421万社のうち99.7%が中小企業です。
なので中小企業に就職した人を人生終了としたら、日本国民ほとんどの人生が終わります。
よって中小企業に就職しても人生終了ではありません。
日本国民の7割が中小企業で働いている
経済産業省の報告によれば日本国民のおよそ7割が中小企業で働いています。
なので中小企業に就職した人を人生終了としたら、ほとんどの日本国民が人生終わります。
よって中小企業に就職しても人生終了ではありません。
大手より条件の良い中小企業があるから
中小企業に就職したら人生終わりと感じてしまうう原因の1つとして、大企業よりも給料や福利厚生が悪いからと考える人もいるでしょう。
確かに傾向としては大企業のほうが給料や福利厚生が充実しています。
しかし、これはあくまで傾向の話。ちゃんと調べれば中小企業でも条件の良い会社はあります。
実際に僕が働いている中小企業は、大企業と同じくらいの待遇です。
なので中小企業に就職したら人生終わりと思っている人は、よく条件を調べてみるといいです。
大企業より条件の良い中小企業なんてゴロゴロありますからね。
中小企業から大企業に転職できるから
昔の時代は「転職は悪」とか「1つの会社で定年まで働くのが当たり前」という考えが主流でした。
なので中小企業に就職すると、2度と大企業に就職できないと思う人もおおいでしょう。
しかし実際のところ中小企業から大企業に転職している人はたくさんいます。
現代は「大転職時代」と呼ばれるほど転職が当たり前の時代で、全国に約17,000の転職エージェントがあるほどですからね。
もちろん人気の大企業に転職するのは難しいですが、あまり知られていない大企業なら実力や実績さえあれば転職できます。
なので中小企業に就職したら人生終わりと諦めるのではなく、大企業に転職するためにできる最大限の努力をするといいですよ!
中小企業はスキルアップしやすい
大企業は従業員が多いので、それぞれの部署ごとに仕事が決められています。
営業なら営業だけといった感じです。さらに営業も細分化されており、カスタマーサクセスや営業管理部のような部署もあるくらいです。
一方で中小企業は、従業員が少ないので1人で複数の部署を掛け持ちすることもしばしば。
僕は営業職だけでなく採用や人材管理もやっています。
業務の幅が広くて大変ですが、かなり成長している実感があります。
なので中小企業でスキルアップして大企業に転職するのも悪くないですよ。
出世しやすい
大企業は高倍率を勝ち抜いた優秀な社員が集まります。
有名大学を卒業している人や頭の回転が早すぎる人、コミュ力が高い人、美人、イケメンなど。
日本全国からハイスペックな人間が集まる場所。それが大企業です。
また学閥といって、出身大学によって出世コースが決まることもしばしば。
しかし中小企業は、大企業ほど学歴フィルターもなく人柄や将来性を評価してくれる企業が多いです。
僕の会社は30代で部長職に就いている人もいます!
場合によっては、大企業で平社員のままいるよりも、中小企業で管理職に就いた方が給料が高い…なんてこともありますよ!
冷静に考えると中小企業にも良いところがたくさんあるんだね!
風通しが良い
大企業は業務マニュアルや組織図がキッチリ決められており、風通しの悪い企業もあります。
また年功序列が根強く残っていることも多いため、提案が通りにくいです。
もし提案が通ったとしても、決裁まで1ヶ月かかるなんてこともあります。
良く言えば「言われたことをやるだけで高い給料がもらえる」と言えますが、毎日おなじことの繰り返しで飽きると感じる人もいるでしょう。
僕の友人には、せっかく大企業に入社したのに1ヶ月で退職した人もいるくらいです。
なので大企業に就職したからといって幸せとは限りません。
中小企業に就職したから人生終わりと考えるのは浅はかですよ!
中小企業に就職して人生終了させないためには?
ここまでは中小企業に就職しても人生終了ではない理由を解説しました。
しかし中小企業は、大企業よりも業務マニュアルや就業規則が明確に定められていないため、ブラック企業が多いです。
なので中小企業に就職して人生終わりにさせないためには、ホワイト中小企業を見つける必要があります。
この章ではホワイト中小企業を見つける方法を解説するので参考になさってください。
ステップ①残業時間や賞与の有無、年間休日などをチェック
まずやって欲しいのが労働条件をくまなくチェックすること。
特に注目すべきなのが以下3つです。
- 残業時間
- 賞与の有無
- 年間休日
それぞれ説明します。
残業時間
残業は36協定によって原則月45時間・年360時間までと決められています。
これを超えて残業させることは基本的に違法です。
なので企業を選ぶときは、求人票に記載されている“みなし残業”をチェックしておきましょう。
たとえば月給30万円(みなし残業30時間を含む)という記載のある求人は、基本的に月30時間の残業があると想定されます。
なので月給が高くても、みなし残業の多い求人には要注意。
また求人にみなし残業の記載がなくても、『入社したら残業地獄だった…。』というのはよくある話。
なので求人票だけでなく、企業サイトや転職会議のような口コミサイトで評判をチェックしておくといいですよ。
賞与の有無
賞与の有無も重要なポイントです。
月給40万円でも賞与の支給がなければ年収は480万円ですが、月給30万円でも賞与が6ヶ月分なら年収540万円になります。
なので賞与の有無も、求人票や企業サイト、口コミサイトでよくチェックしておきましょう。
年間休日
労働基準法では1日8時間労働をする場合、週に2日休みを与える必要があるとされています。
これは1年で換算すると104日になので、年間休日104日以下の企業に入社するのはやめたほうがいいです。
厚生労働省の「令和4年就労条件総合調査」によれば、1企業あたりの平均年間休日数は107日でした。
平均勤続年数と3年後離職率をチェック
国税庁の「令和2年分 民間給与実態統計調査」によると企業全体の平均勤続年数は12.4年です。
男女別では、男性の平均勤続年数が13.9年、女性の平均勤続年数が10.1年となります。
なので平均勤続年数が12年以下の会社は要注意。
ただし今は転職が当たり前の時代なので、平均勤続年数が短いからといってブラック企業とは限りません。
就職後3年以内の離職率をチェックする方がいいかもしれません。
令和2年3月に卒業した新規学卒就職者の離職状況
事業所規模 | 高校 | 大学 |
5人未満 | 60.7% (+0.2P) | 54.1% (▲1.8P) |
5~29人 | 51.3% (▲0.4P) | 49.6% (+0.8P) |
30~99人 | 43.6% (+0.2P) | 40.6% (+1.2P) |
100~499人 | 36.7% (+1.6P) | 32.9% (+1.1P) |
500~999人 | 31.8% (+1.7P) | 30.7% (+1.1P) |
1,000人以上 | 26.6% (+1.7P) | 26.1% (+0.8P) |
( )内は前年比増減
ちなみに中小企業の定義は以下のようになっており、業種ごとに違います。
業種分類 | 中小企業基本法の定義 |
---|---|
製造業その他 | 資本金の額又は出資の総額が3億円以下の会社又は 常時使用する従業員の数が300人以下の会社及び個人 |
卸売業 | 資本金の額又は出資の総額が1億円以下の会社又は 常時使用する従業員の数が100人以下の会社及び個人 |
小売業 | 資本金の額又は出資の総額が5千万円以下の会社又は 常時使用する従業員の数が50人以下の会社及び個人 |
サービス業 | 資本金の額又は出資の総額が5千万円以下の会社又は 常時使用する従業員の数が100人以下の会社及び個人 |
ステップ②業務内容に興味を持てるかチェックする
先ほども説明したように、中小企業では幅広い業務を担当することになります。
また大企業ほど業務マニュアルが整備されていないため、主体的に仕事を進める必要があります。
なので業務内容に興味を持てなければ主体性を発揮できず、後から入社した社員に追い抜かれていき、居場所を失うことも…。
こうした悲劇を招かないためにも、業務内容に興味を持つことは大切です。
とはいえ仕事なんて金さえもらえればいいと考える人も多いでしょう。
それもそれで1つの考え方なので、歩合制の仕事を探してみるのもアリです。
興味の持てる仕事なんてないよ…。
という人はASSIGNのようなAI診断ツールを使ってみるのも1つの手です。
ステップ③内定後に社員とのカジュアル面談をお願いする
無事に内定をもらったら、現場で働く社員と面談する機会をもらうようにしてください。
なぜなら面接官との面談だけでは、会社の雰囲気がわからないからです。
面接官は人を採用するために、企業の良い面ばかりを話しますが、現場の社員は不満を抱えていることもしばしば…。
また面接官はいい人そうなのに、現場の人間はちょっと癖のある人が多い…なんてこともあります。
中小企業はただでさえ人数が少ないので、人間関係が最悪だと逃げ場がなくなります。
なので内定を獲得できたら、現場の社員とカジュアル面談する機会を作ってもらいましょう。
中小企業なら柔軟に対応してくれますし、内定後のお願いなら聞きたいことを聞きやすいですしね。
僕が中小企業に就職して人生終了しなかった3つの理由
一般的に中小企業に就職すると人生終了と言われますが、僕の人生は終わりませんでした。
むしろ今は同世代よりも多くのお給料をもらっています。
理由は以下3つのポイントを意識したからです。
- 得意・強みを伸ばした
- 実績を積み上げた
- 社会人になってからも勉強を続けた
それぞれ説明しますね。
得意・強みを伸ばした
僕が中小企業に就職して人生が終わらなかった理由の1つとして、得意・強みを伸ばしたことが挙げられます。
ぶっちゃけ20代になると弱点を改善したところで他のライバルには勝てないんですよね。
なので僕は自分の強みを徹底的に伸ばすことに注力しました。
具体的にはブログを3年以上書き続けて、プログラミングやWebデザインの勉強もしました。
この結果、大手のWebマーケティング会社から内定をもらうことができたわけです。
ちなみに自分の強みがわからない人も多いと思います。
そんな人はAI診断ツールのASSIGNを使ってみるといいかもです。
ASSIGNを使うと、こんな感じで自分の強みがチャート化されます。
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実績を積み上げた
中小企業に就職しても、腐らずに実績を積み上げ続ければ、転職をするときに強力な武器となります。
僕は中小企業に営業職として入社しましたが、営業だけでなく人事や総務の仕事も兼務。
ほかにも土日にプログラミング学習をし、会社の業務を効率化しました。
これらの実績を面接でアピールした結果、大企業への内定を勝ち取りました。
なので中小企業に就職しても、腐らずに努力し続ければ人生終了することはありませんよ!
社会人になってからも勉強を続けた
2022年8月31日に総務省統計局が発表した令和3年社会生活基本調査によれば、社会人の「学習・自己啓発・訓練」は週全体で平均7分だったそう(研修などの時間は除く)。
ちなみに勉強していない社会人は全体の96%なので、ほとんどの社会人が勉強をしていません。
なので中小企業に入社しても、勉強し続ければ、大企業に入って油断しているライバルたちに勝てます。
僕は出勤前の2時間と退勤後の2時間を勉強に費やしました。
この結果、中小企業ながらも28歳で年収600万円を達成できました。(28歳の平均年収は約409万円※参照:https://doda.jp/guide/heikin/age/)
なので中小企業に就職しても、勉強し続ければ人生終了することはないですよ!
でも何を勉強すれば良いのかわからない…。
という人は、とりあえずITスキルを勉強しておくと良いですよ。
経産省の調査によれば、IT人材は2030年までに最大78万人不足すると言われていますからね。
なので勉強したいけど、何を学べばいいのかわからない人はITスキルの学習をオススメします。
まとめ:新卒で中小企業に就職しても人生終了ではない!
今回は中小企業に就職しても人生終了ではない理由を解説しました。
今は転職が当たり前の時代ですし、中小から大企業への転職なんてよくある話です。
中小企業に就職したから人生終わりだわ…。
とネガティブになっていると目の前のチャンスを逃しちゃいますよ。
この記事を読んだあなたが中小から大企業に転職できることを祈ってます。
おしまし。
- 中小企業に就職しても人生終了ではない理由
- 日本企業99.7%が中小企業
- 日本国民の7割が中小企業で働いている
- 大手より条件の良い中小企業がある
- スキルアップしやすい
- 出世しやすい
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