遊んでた空白期間を武器に変える方法!1年ニートだった僕が解説
空白期間に遊びすぎた…。
空白期間に遊んでいたことを面接でどう説明するのか、心配になりませんか??
実際、多くの人が空白期間について面接で尋ねられることを恐れ、どう答えるべきか悩みます。
僕は24歳〜25歳の1年間、アルバイトすらせず実家で生活していたので、「なぜ働いていなかったのか?」「何をしていたのか?」と質問されることが多かったです。
ここで正直に「遊んでいた」と答えるわけにもいきません。答えた瞬間、採用は見送られてしまいますからね(笑)。
しかし空白期間に「遊んでいた」としても、正しく伝えれば内定獲得できます。
たとえば厚生労働省の労働力調査では、キャリアに空白期間を持つ労働者に対する企業の評価が少しずつ変化してきていることが明らかになっています。
現代はワークライフバランスが重視されることが多く、適度な休息や自己啓発の時間を持つことがプラスに評価されるケースが増えています。
こうした背景から、空白期間に遊んでいたとしても、ネガティブになる必要はありません。
遊んでいた期間を自己成長やリフレッシュ、スキルアップの時間として過ごしていれば何も問題ありません。
本記事では、空白期間をポジティブに伝える具体的な方法や考え方を紹介します。
この記事を読めば、空白期間に遊んでいた人でも、転職・就職がうまくいきますよ。
空白期間に「遊んでた」のは悪いこと??
日本では空白期間をネガティブに考えがちですが、近年では空白期間が必ずしもネガティブではないという考え方が広がりつつあります。
実際、アメリカやヨーロッパの企業では、仕事を離れて自己啓発に時間を使った人が、柔軟な思考や問題解決力を高めていると評価されるケースが多いです。
「日本のビジネスはアメリカの10年遅れ」と言われていますし、遅かれ早かれ、日本も空白期間のある人を評価するようになるでしょう。
空白期間中に「遊んでいた」ことがもたらすメリット
空白期間中に「遊ぶ」ことにはメリットがあります。
たとえば新しい趣味を見つけたり、クリエイティブな能力を高めることができます。
趣味を追求したり、新しい気づきや発見、スキルを学ぶことも「遊び」に含まれます。
遊びの延長が仕事になることもあるので、空白期間中に遊ぶことは、必ずしも悪いことではありません。
たとえば、旅行や趣味、新しいスキルの取得は、一見すると「遊んでいる」ように見えるかもしれませんが、実際には次のメリットがあります。
- 視野が広がる
- 異文化に触れることで、多面的に物事を捉えられるようになる。
- コミュニケーション能力の向上
- 見知らぬ土地の人たちと交流することで、コミュニケーション能力が磨かれる。
- 自己管理能力の向上
- 自分のペースで学ぶ習慣が身につき、勤務時間外でも成長できる。
空白期間の遊びをアピールする方法
空白期間の「遊び」で得た経験をアピールするには、以下のポイントを抑えると良いです。
- 柔軟な対応力や考え方
- 旅行や趣味を通じて得た、異文化への理解や柔軟な考え方をアピールする。
- 問題解決力
- 旅行中のトラブルに、どのように対応したのかアピールする。
- スキルアップ
- 趣味や勉強で得たスキルや経験、知識をアピールする。
(例)プログラミング、読書、英会話、筋トレ
- 趣味や勉強で得たスキルや経験、知識をアピールする。
以上を踏まえて、例文をいくつか作ってみます。
例文①:〇〇年から〇〇年にかけて、家族の介護に専念しておりました。現在は状況が落ち着き、介護の経験を通じて身につけたタイムマネジメントやストレス耐性を次の仕事に活かしていきたいと考えております。
例文②:この期間はキャリアチェンジのため、自己分析や新たなスキルの習得に充てました。特にIT分野に興味を持ち、資格を取得し、実務で活かせるスキルを身につけました。
例文③:〇〇年から〇〇年までの間、語学留学を通じて英語力を磨き、異文化理解を深める機会を得ました。これにより、グローバルな視点とコミュニケーション力を次のキャリアに活かせると考えております。
例文④:空白期間中に、データ分析の基礎から応用までを学びました。このスキルを活かして、貴社の業務効率化に貢献できると考えております。
これらの例文を参考に、あなたの空白期間がポジティブに受け取られるよう工夫してみてください。
空白期間に理解のある企業が増えている
最近では、多くの企業がワークライフバランスを重視するようになり、働き方の多様化や改革が進んでいます。
リモートワークやフレックスタイム、副業の解禁…。
従来の考え方である「空白期間=悪い」という考え方も薄れつつあります。
また海外の企業では、サバティカル制度といって、一定期間仕事を離れて自己研鑽やリフレッシュに時間を使う制度を導入する企業が増えています。
こうした時代背景もあり、空白期間をネガティブに捉える企業は減っています。
企業が気にしているのは、空白期間中に何をしていたのか、どのように成長したかを説明できるかどうかです。
空白期間中に自己成長やスキルアップできたことを伝えられたら、きちんと評価してくれますよ。
空白期間中に「遊んでた」ことは正直に伝えるべき?
面接や履歴書では、空白期間について正直に伝えることが大切です。
しかし「遊んでいた」と直接的な表現をするのではなく、遊んでいた期間に何を学んだのか、どのように成長したのか伝えるようにしましょう。
たとえば空白期間に旅行をしていたなら、旅行を通じて得た発見や語学力、視野が広がったエピソードを伝えるようにしてみてください。
スポーツやトレーニングに取り組んでいた場合も、トレーニング計画を立てて、それを達成するための具体的な行動を説明することで、自己管理能力をアピールできます。
空白期間に「遊んでた」としても、伝え方次第でどうにでもなります。
“物は言いよう”です。遊びの期間を有効活用したことをアピールできれば、ネガティブに捉えられることはないです。
空白期間の遊びがスキルアップにつながるケース
ここでは、空白期間の遊びがスキルアップにつながったケースをいくつか紹介していきます。
旅行を通じて異文化体験をしたSくん
僕のいとこであるSくんは、高校を卒業後にワーホリでオーストラリアに移住しました。
彼はここで外国語を使ったコミュニケーションを覚え、日本に帰国後は国際的なプロジェクトや、海外顧客の対応をしています。
また長期の海外生活を成功させるために、しっかりと計画を立て、予算管理やスケジュール管理をしていました。
これを仕事に置き換えれば、プロジェクトの計画や時間・予算管理スキルにつながります。
彼いわく、「長期の海外生活では、現地の文化や言語を学ぶことができた。いろいろなトラブルもあったが柔軟に対応する力と、ストレスへの耐性が身についた。」とのこと。
趣味の写真撮影で独立したYさん
趣味は心身のリフレッシュや息抜きだけでなく、実際の仕事に関するスキルアップにもつながります。
たとえば僕の知人であるYさんは、写真撮影が趣味なのですが、撮影した写真をインスタグラムに投稿し、1万人のフォロワーを獲得。
写真撮影を通じて、プレゼンテーションスキルやブランディング能力を高めました。
またオンラインサロンで他のクリエイターと協力し、新しいプロジェクトや商品販売を経験していました。
空白期間に専門学校に通ったEさん
空白期間を学びの期間に使った場合、これが自己成長や新たなスキル取得につながります。
特にオンライン学習や新しい資格の取得は、企業からも評価されやすい行動です。
僕の知人であるEさんは、仕事を辞めてから27歳で専門学校に入学し、簿記の資格を取得。
そこから会計事務所に転職し、今では個人事業主として自由度の高い働き方を実現しています。
空白期間を有効活用するには??
心がけ1つで空白期間は「遊びの時間」ではなく「人生を変える時間」にできます。
では具体的に何をすればいいのか、以下で解説していきます。
リスキリング(技能(スキル)の再習得)
空白期間中に、新しいスキルや資格を取得することで、次のステージに備えた準備ができます。
たとえばプログラミングやマーケティング、データ解析、語学など、業界や職種に応じたスキルを独学やオンラインスクールで学び直せます。
普通に働いているとスキルアップに使える時間は限られていますが、空白期間は自由に使える時間が多いです。
この空白期間をうまく活用して、大きくステップアップしましょう。
僕の友人は高卒ですが、ネットビジョンアカデミー
人脈を広げる
友人や業界の専門家との人脈作りも有効です。
オンラインセミナーやイベント、SNSを通じた交流が転職活動に役立つことがあります。
僕は趣味でウエイトトレーニングをしているのですが、仲良くなった経営者から転職の誘いを受けたことがあります。
趣味でお金を稼ぐ
空白期間中の趣味や何気ない行動も、工夫次第でスキルアップにつなげられます。
たとえば写真が好きな人はインスタグラムでフォロワーを集めて、SNSマーケティングのスキルを高めることができます。
執筆が好きな人は、ブログ運営やWebライターとして活動することで、Webライティングを学べます。
これを実行することで、趣味を楽しみながらスキルを取得でき、実務経験として説明できますよ。
自己分析を深める
空白期間は、今までのキャリアやライフスタイルを振り返る絶好のチャンスです。
社会人をしていると、忙しすぎてキャリアやライフスタイルを振り返る余裕がありませんからね。
この機会に自分が本当に何をやりたいのか、どのような働き方が合っているのかを考え直してみるといいですよ。
キャリドラやポジウィルキャリア、キャリートといったキャリアコーチング、ASSIGNのような自己診断ツールを利用し、自分の強みや弱みを整理すると効果的です。
健康や生活習慣の見直し
健康や生活習慣の見直しの欠かせません。
フィジカルとメンタルのコンディションが悪いと、仕事のモチベーションも上がりませんからね。
運動習慣やメンタルケアに取り組むことで、長く働くための土台を作ることができます。
最低でも週3回の筋トレと、バランスの取れた食生活、規則正しい生活リズムを心がけてみてください。
これによってストレスに強く、集中力の高い状態を保つことができるようになり、職場で高いパフォーマンスを発揮できますよ。
まとめ:空白期間を有効活用しよう
空白期間に「遊んでいた」としても、捉え方を変えれば、自分の成長やリフレッシュのための大切な時間と考えることができます。
大事なのは、空白期間をどう捉え、どのような前向きなストーリ作って面接で語るかです。
今の日本は「売り手市場」なので、空白期間があっても採用してくれる企業は多いです。
ジェイックや第二新卒エージェントneo
実際に僕はこれらのエージェントを利用し、1年の空白期間があるにもかかわらず1ヶ月で5個の内定を獲得しました。
遊んでいた空白期間をどのように企業に伝えればいいのかといった相談にも対応してくれるので、転職活動に不安を抱えている人は相談してみるといいかもしれません。
というわけで今回は以上です。空白期間のある人が理想のキャリアを歩めることを祈っています。