北海道から出たいと思ったので上京したら最高だった件
北海道から出たいなあ…。
北海道は田舎に行くほど人間関係がメンドウだったり、閉塞感があるので、嫌気がさして出たいと感じる人も多いです。
それに北海道の田舎にはロクな仕事がないため、若者は都心に出ていきやすく、深刻な高齢化が進んでいます。
高齢化が進むと、街に活気がなくなり、ますます閉塞感が強まります。
僕はこれらに耐えきれず26歳で北海道から上京したのですが、今振り返ってみると北海道から出て本当によかったです。
本記事では僕が北海道から出てよかったと思える理由と、北海道から出るか迷っている方に役立つサービスや情報をまとめました。
この記事を読めば、北海道から出る勇気が湧いてくるでしょう。
では前置きはここまでして、本題に入ります。
北海道から出たいと思った理由
僕が北海道から出たいと思った理由は以下の通りです。
- 仕事の選択肢が少ない
- 同じことの繰り返しで飽きた
- 寒い
- 自立したかった
それぞれ説明していきます。
仕事の選択肢が少ない
地方には特定の業界や職種の求人しかありません。
僕の地元には、林業、漁業、土木、運送の求人しかありませんでした。
一方、東京には多様な業界・職種の求人があるため、自分の向いてる仕事に出会いやすいです。
特にIT業界などのクリエイティブな仕事や専門性の高い職種は、都会に拠点が集中しています。
色々な仕事に挑戦できるのは20代の特権です。
その貴重な20代を北海道の田舎で過ごすのはもったいないと思ったので上京しました。
もし地元で就職して経験を積んでも、次のステップに進むチャンスがなく、年収も待遇も良くなりにくいですからね…。
同じことの繰り返しで飽きた
北海道は自然豊かでのんびりした生活ができますが、刺激やエンターテイメント、イベント、異性との出会いが少ないです。
たとえば北海道でマッチングアプリで異性とマッチしても、札幌と釧路だったら片道4時間かけないと会いに行けません。
それから、ずっと同じ場所で生活していると人間関係が固定化されるので、成長にもつながりません。
東京なら様々なバックグラウンドを持つ人たちと接する機会があるので、新しい気づきや発見も多く、自らの成長につながります。
寒い
北海道の寒さや雪は、道外の人からは人気ですが、ずっと北海道で生活していると嫌になります。
冬は外にでるのが嫌になりますし、日没が早いので気持ちも沈みやすくなります。
特に毎日の雪かきや、凍結した路面の運転がしんどくて、暖かくて快適な場所で生活したいと思うようになったので上京しました。
自立したかった
地元には、家族や友人がいるので安心して生活できました。
その反面、自分の力で何かを成し遂げる感覚に飢えていました。
- 自分の限界に挑戦したい
- 自分の可能性を広げたい
- 新しい環境でチャレンジしたい
田舎で生活するにつれて、こうした思いが少しずつ強くなっていきました。
特に、20代後半になると「今やらないと、一生後悔するのでは?」と焦る気持ちもありました。
こうした思いから北海道から出ることを決心しました。
北海道から出るためにやったこと
次に、僕が北海道から出るためにやったことを解説します。
上京を考えている方の参考になれば幸いです。
東京での生活や仕事に関するリサーチ
はじめに、東京にはどんな仕事があるのか、住む場所はどこが良いのかなど、東京生活に関する情報を集めました。
求人サイトや転職エージェントを利用して求人をチェックし、東京に住んでいる知人や友人に話を聞きました。
特に家賃相場や交通アクセス、生活コストを知っておくと、安心して東京で生活できます。
転職エージェントへの相談
北海道から東京に引っ越すつもりなら、事前にエージェントに相談して転職市場の状況を教えてもらうといいです。
「売り手市場」であれば、上京しても問題ありませんが、「買い手市場」だと悪い労働条件で転職することになるため、注意が必要です。
今はZoomなどのオンラインツールで選考を受けられる企業も増えているので、内定先が決まってから上京すると、転職失敗のリスクを減らせますよ。
貯金
引っ越しや新しい生活を始めるには、まとまったお金が必要です。
- 引っ越し費用
- 東京での初期費用(敷金・礼金、仲介手数料など)
など、、、事前にどれくらいのお金が必要になるのか見積もりました。
僕の経験上、50万円あれば上京できます。
貯金が足りない人はリゾートバイトをして貯めるのもいいですし、一時的にマンスリーマンションやシェアハウスを利用するのもいいですよ。
オンラインでの転職活動
今はリモートで面接できる企業が増えているので、なるべく地元に住んでいるうちに選考を進めておくといいです。
地元に住んでいるうちに選考を進めておくことで、東京で住む場所を探す際、会社の近くに住めるからです。
それに無職のまま上京すると、無収入による焦りから内定獲得を急いでしまい、ブラック企業に入社しやすいです。
転職エージェントを利用することで、現地の企業情報や、オンラインで選考に応じてくれる企業を紹介してもらえるので相談してみると良いですよ。
住むエリアを決める
東京生活を充実させるためには、住むエリアが重要です。
- 職場間までの通勤時間
- 周辺環境
- 家賃
などを総合的にみて、住みたいエリアをピックアップしてみましょう。
エリアによって雰囲気が全然違うので、ライフスタイルに合った場所を選ぶといいですよ。
メンタルとフィジカルのケア
新しい環境での生活には不安やストレスが伴います。
これに対し、僕は「新しい自分に挑戦する」というポジティブな視点を持つようにし、メンタルを前向きに保ちました。
またウォーキングと早寝早起き、週に3回のトレーニングを習慣にし、肉体の健康を保つようにしました。
このおかげで慣れない環境でも前向きに行動でき、東京生活を充実させることができました。
実は僕が上京したのは2020年4月で1回目の緊急事態宣言が発令された時期だったのですが、メンタルとフィジカルのケアを徹底していたので乗り越えることができました。
【おまけ】お金がないけど上京したい人へ
上京したいけどお金がない…。
という人もいるかと思いますが、そんな人に紹介したいのがネットビジョンアカデミーです。
ネットビジョンアカデミーは18歳から31歳の方なら無料で利用できるITエンジニアを養成するスクールです。
希望者には住居を最大2ヶ月無料で提供してくれるので、お金のない人でも上京できます。
またネットビジョンアカデミーは、ニートやフリーターも利用できるのですが、そんな中でも就職率98%を叩き出しています。
僕の友人は高卒ですがネットビジョンアカデミーを利用してITエンジニアに転職し、28歳で年収800万円を稼いでいます。
無料で利用できる分、申し込みも殺到しているので、気になる方は早めに相談しておくといいかもです。
北海道から出てよかったこと
次に北海道から出て良かったことをお話しします。
人生の選択肢が増えた
北海道を出て東京に来たことで、人生の選択肢が一気に増えました。
北海道では、どうしても環境や人脈が限られていたので、できることに制限がありました。
しかし東京では仕事だけでなく、ライフスタイルや趣味、人間関係など、あらゆる面で選択肢が増えました。
たとえば地元では、少ない求人から仕事を選びましたが、東京では多様な業界、ベンチャー企業から大企業まで、多くの選択肢があります。
特に、IT、ファッション、金融、広告などは東京に拠点を持つ企業が多いです。
ライフスタイルに合わせて生活できる
北海道にいるときは、自然豊かな環境でのんびり生活していました。
しかし東京ではアクティブで都会的なライフスタイルを楽しめます。
たとえば仕事終わりにジムで運動したり、深夜まで営業しているカフェで勉強したりできます。
整備された自然公園もあるので、自然豊かな環境でのんびり過ごすこともできます。
趣味や学びの幅が広がる
北海道から上京することで、趣味の選択肢も広がりました。
地元ではできなかった習い事やアクティビティも、都会なら気軽に始められます。
たとえば英会話やボイストレーニング、料理教室、ボルダリング、ピアノ教室、プログラミング学習など、趣味やスキルを深めるチャンスが多いです。
これにより人生が充実し、QOL(人生の質)が爆上がりします。
人生100年時代と言われる現代において、仕事以外の趣味を見つけられるのは嬉しいポイントです。
人間関係の悩みが減る
地元で生活している時の僕は、特定のコミュニティに依存していました。
しかし東京では、様々なバックグラウンドを持つ人たちと出会う機会が増えました。
これにより、新しい価値観に触れたり、自分の考え方をアップデートでき、人として成長できました。
人生観が変わった
北海道にいるときは、自分の将来がどうなるのか予想できて退屈に感じることがありました。
しかし東京に出てからは、人生はもっと自由で柔軟なことに気がつきました。
何を選んでも良いし、何にでもチャレンジできる。この感覚に気づけたのは僕のなかで大きな変化でした。
仕事や恋愛、ライフスタイル、趣味、人間関係など様々なシーンで自由度や可能性が広がったので、上京して本当に良かったです。
北海道から出て後悔したこと
次に北海道から出て後悔したことを紹介します。
この章を読むことで、都会生活のメリットだけでなく、北海道の良さを再認識できます。
広大な自然が恋しくなる
北海道は自然豊かで、季節ごとに美しい景色を楽しめます。
東京に出てからは、こうした自然を楽しむ機会が減りました。
東京にも自然公園はありますが、北海道のように広大な自然に囲まれた場所は少なく、いつも人混み囲まれています。
週末に気軽にドライブで海や山に行けた北海道の生活が恋しくなることはありますね。
都会は生活費が高い
東京に引っ越してから、家賃が北海道の2倍以上になりました。
しかも部屋は北海道の時よりも狭く、築年数も古いです。
同じ家賃なのに部屋のグレードは下がったように感じます。
また娯楽も多いので、計画的に支出を管理しなければ、あっという間に貯金がなくなります。
人間関係がドライ
東京に来て、多くの人と出会うことが増えましたが、深い関係になるのは難しいように感じます。
東京の人たちは、仕事もプライベートも忙しく過ごしているので、地元で生活していたときの温かい人間関係が恋しくなるときがあります。
機構の違いによるストレス
北海道の涼しい夏や、梅雨のない気候に慣れていると、東京の蒸し暑い夏にストレスを感じるかもしれません。
特に梅雨や、都会特有のヒートアイランド現象による暑さは想像以上にしんどいです。
夏は1日中エアコンをつけているので、電気代も高くなります。
このため夏は北海道が恋しくなります。
移動のストレス
東京に来てからは、満員電車での通勤が毎日のストレスになっています。
北海道だと車でのんびり移動できたし、渋滞も少なかったので、今は通勤時間が長く感じます。
新鮮な海鮮が食べたくなる
北海道には新鮮な海産物や地元ならではのグルメが多いです。
上京してからは、北海道のグルメがいかに美味しかったのか思い知らされました。
もちろん東京でも美味しい食べ物はあるのですが、カニやホタテ、イクラは北海道よりも高価ですし、味も北海道より劣ります。
結論:上京を迷っている方へのアドバイス
北海道から上京した僕から、上京を迷っている方に伝えたいことがあります。
それは、上京は人生の大きな転機になる一方で、それが必ずしも「正解」とは限らないということ。
大切なのは、自分の価値観やライフスタイルに合った選択をすることです。
以下のポイントを参考にして、北海道から出るか判断してみてください。
自分が何を重視しているのか明確にする
上京すると、得られる物もありますが、失う物もあります。
たとえば東京ならキャリアの選択肢や、色々な人との出会いが手に入りますが、自然や家族とのつながりが減ります。
東京は様々なチャンスや刺激がありますが、忙しさや孤独感、通勤のストレスを感じるかもしれません。
自分がどのような生活を送りたいのか、じっくり考えて上京するのか考えてみてください。
都会生活の悪い面にも目を向ける
東京での生活は魅力がたくさんありますが、その反面デメリットもあります。
特に生活コストの高さや、通勤ラッシュは北海道とは大きな差があります。
引っ越す前に、生活費や通勤時間、住むエリアの環境などをリサーチしておくことをおすすめします。
一度経験する価値はある
北海道を出たからといって、2度と北海道に戻れないわけではありません。
もし東京での生活が自分に合わないと感じたら、北海道や別の地域に戻ることができます。
大切なのは、まず挑戦してみることです。
実際に経験しないと分からない発見や気付きがあり、それがあなたの今後の人生における貴重な財産となり、経験になります。
なので迷ったら一度チャレンジしてみるのもアリです。
実際に経験することで得られるものは多いですし、都会の生活が合わないと思ったら戻ればいいだけですからね。
北海道の良さを再認識できる
都会に出ることで、地元の良さに気づくことがあります。
静かな環境や自然の豊かさ、家族や友人がそばにいること、コミュニティの温かさは、都会では感じることが難しいです。
上京して地元の良さに気づけたなら、それは新たな発見だし、あなたの価値観に深みを与えてくれますよ。
「自分らしさ」を見失わないこと
上京すると、多くの人や情報に囲まれるため、他人と自分を比べることが増えやすいです。
しかし、他人と自分を比べても意味はありません。下を見れば油断し、上を見れば落ち込むからです。
都会に住んでいようが、田舎に住んでいようが「自分らしさ」を見失わないことが大切です。
世界中どこに住んでいても、他人は他人、自分は自分です。
人生は自己満足で、死ぬまでの暇つぶしです。自分の価値観や生き方を大切にしてくださいね。
おわりに
上京は大きな決断ですが、迷っているなら、まずは一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
環境を変えることで得られるものは多いですし、北海道の良さを再認識できる良い機会になるかもしれません。
結果はどうであれ、チャレンジして得られた経験は人生にとって意味のあるものになるはずです。
というわけで今回は以上です!
最後までご覧いただきありがとうございました。