ニートの方が幸せな理由|無職生活を楽しいと感じるのはなぜ?
会社員として働いていていると
『ニートの方が幸せ、無職生活の方が楽しいに決まってる』
『もう働きたくない』
と感じることがあるのではないでしょうか。
この記事を書いているぼくは、25歳から1年間ニート生活をしてきましたが、たしかに無職生活は楽しくて、毎日が幸せでした。
ただし、無職生活を楽しいと感じるのは最初の3ヶ月が限界でした。
では、なぜ多くの人はニートの方が幸せだと感じるのでしょうか?この記事ではその理由を解説していきます。
本記事では『ニートは幸せじゃないから正社員になりましょう』と説教をするつもりはありません。なのでリラックスして読んでもらえればと思います。
警察官として約2年勤務するも適応障害で退職し、1年間の引きこもりと2年間のニートを経験。
ニート,フリーター,契約社員,派遣、すべての業種を経験。
メンタルが弱く、逃げ癖があるため26歳で転職を5回経験。
しかし現在は転職エージェントのおかげで、念願のホワイト企業へ転職を成功。
【2024年11月25日現在】このサイトからの転職成功者は100名を超えており、アクセス数は1万を超える。
ニートの方が幸せな理由|無職生活を楽しいと感じるのはなぜ?
ニートの方が幸せだと感じる理由は大きく3つあります。ここではその3つについて詳しく解説していきます。
仕事をしなくていい
個人的にはこれが一番デカいです。仕事をしていると休日なのに仕事のことを考えてしまいムダにテンションが下がります。
ニートであれば、自分の気になることだけを考えていればいいので、仕事のストレスによるダメージを喰らいません。
もちろん、ニートにも悩みはあるでしょうが会社員の悩みと比べるとちっぽけなものです。
なぜなら会社員が仕事でミスをすると、自分だけでなく周りの人たちにも迷惑をかけてしまいます。
いっぽうニートの悩みは、ほとんどが自分でクリアできる問題なのでストレスレベルは小さいと言えます。
ムダな時間を過ごさなくていい
社会人にはムダな会議や通勤というイベントが発生しますし、仕事がヒマでぼーっと机に座っているだけという日もあるでしょう。
一方、ニートは自分の好きなことをしていればいいので、人生でムダな時間を過ごさずに済みます。
僕はニート歴が1年ある後遺症で、仕事中にやることがなくて『ムダな時間を過ごしているなぁ』と感じたら人生をムダにしているような気がしてイヤな気分になります。
人間関係のストレスがない
ニートには人間関係のストレスがありません。正確にいうと家族や周囲からの冷たい視線によるストレスがありますが、社会人と比べると大きなストレスではありません。
自由時間が多い
ニートは人生すべてが自由時間なので自分のやりたいこと、興味関心に集中して取り組むことができます。
ただし、これはメリットでもありデメリットでもあります。なぜなら毎日が自由時間だと飽きてしまうからです。
社会人だと朝から晩まで働いたあと、やっとの思いで自由時間を楽しめます。なので自由時間が最高に楽しく感じます。
一方ニートはいつも自由時間なので、自由に対するありがたみが薄れていき、自由に対する幸福を感じにくくなります。
例えるなら、夏休みが最初は楽しいけど、終盤になるとヒマになって学校に行きたくなるようなものですね。
なので、自由時間が多いというのはニートのメリットでもありデメリットでもあるのかなぁと感じます。
ですが、いずれにせよ社会人とは比べものにならない自由時間があるのはニートが楽しいと感じる要因の1つでしょう。
ニートの方が幸せな人|無職生活を楽しめる人の特徴とは?
『ニートでも今は幸せだけど、将来困るから正社員になろう』と書いているブログを見かけますが、これは嘘です。
このように書く理由は、あなたを転職エージェントに登録させて報酬をもらうためです。
なので、ああいった記事を読んで『ニートは今楽しくても、将来困るよな…』と、焦ってニートを抜け出そうとしなくてOKです。
では、どういう人がニートでも幸せな無職生活を送ることができるのか解説していきますね。
親が金持ち
お金があるならニートのままでも幸せに暮らしていくことができるでしょう。もちろん、世間からのイメージは悪いですが、そんなもの気にしなくてOK。
悪口を言ってくるような人間は、あなたの運の良さをひがんでいるか、ヒマなだけなので無視しましょう。
金持ちの家に生まれた強運に感謝して、そのまま無職生活を楽しんでください。
兄弟がやさしい
優しい兄弟がいる人は兄弟のスネをかじりましょう。じっさい僕の友人には姉の家で暮らしている人がいますが、兄弟仲が良くて幸せそうです。
頼れるものには頼りましょう。誰かに頼りたくても頼れない人がいるのですから。
それに、ありがたいことに世の中には”世話好き”と呼ばれる人がいるので、あなたが頼ってくれることを喜んでいる人もいます。
なので、そういった世話好きな人が自分の周りにいることに感謝して無職生活を楽しんでください。
イケメン
ぼくの知人にはイケメンと呼ばれる人がいますが、彼はテキトーに女の子を捕まえてヒモ男になっています。
これは歳をとったら厳しい作戦ではありますが、あなたがイケメンなら彼女を作って一緒に住ませてもらうのもアリですね。
ブサイクな人でも美容整形をすれば、お金を使えばマシな顔になれるので検討みるのもいいんじゃないかと。
ニート生活を続けるデメリット
ここまではニートの良い面をお伝えしてきました。ですが、どんな芸能人にもアンチがいるように、ニートにもデメリットが存在します。
というわけで、ここからはニートのデメリットについて解説していきます。
正社員に就職できなくなる
少し古いデータですが労働者のキャリアアップに向けた課題 第3節 – 厚生労働省の調査によると非正規雇用だった人が過去 5 年以内に離職し、正規雇用へと移行する割合は以下のとおり。
- 15~24歳 =27.6%
- 25~34歳 =4.9%
- 35~44歳 =2.8%
- 45~54歳 =17.8%
- 55~64歳 =11.2%
- 65歳 =5.1%
グラフにするとこんな感じです。
なお、1年以内のニートであれば就職率は高くなっており、『若年者の就業状況・キャリア・職業能力開発の現状③―平成29年版「職業構造基本調査」より―』|労働政策研究・研修機構(JILPT)では以下のデータがあります。
- 15〜19歳 =29.9%
- 20〜24歳 =32.7%
- 25〜29歳 =25.5%
- 30〜34歳 =18.1%
- 35〜39歳 =15.5%
こちらもグラフにするとこんなカンジです。
この2つのデータを比較してわかるのは、非正規雇用の期間が長くなればなるほど、再就職しにくくなるということです。
なので、ニート・フリーターといった自由な生活を楽しむのは1年以内にしておいたほう良いでしょう。
親・兄弟がいないと生活できなくなる
親・兄弟に頼って生活しているニートは、ひとりになったときに生活ができなくなります。
もし、家族が遺産を残してくれても洗濯・食事・掃除を自分でしなくてはいけないので、これまで家事をしてこなかったニートはかなり苦労するはずです。
まぁ、お金があれば家政婦を雇うことで解決できるのですが、そんな贅沢をしてしまうとお金の減るスピードが早すぎて不安になると思うのでオススメはしません。
また、親の遺産など多額のお金をいきなり手に入れた人間は、これまで感じていた幸せを感じにくくなるんだそうです。
その結果ドラッグなどに手を出し、手っ取りばやく快楽を手に入れる方向に走ってしまう、、、なんて恐ろしい話があります。
たしかに、金があるとスーパーの惣菜が半額になっていても嬉しくないし、道で100円を拾っても感動しないですからね。
生活レベルが上げられない
正社員であれば徐々に給料が上がります。なので少しずつ生活のレベルを上げることができます。
しかし、ニートの場合はちがいます。金持ちニートでもないかぎり節約をしなくてはいけませんし、クレジットカードを作ったり、ローンを組むことができないので大きな買い物をすることができません。
もちろん、世の中には仙人のような生活でも平気。という人もいますが、歳をとっても苦学生のような生活をしていくの体力的にしんどくなっていきます。
むやみに生活レベルを上げるのはオススメしませんが、生活レベルを”上げない”のと”上げられない”だと心の余裕がレベチですからね。
ニートと正社員幸せなのはどっち?
結論:正社員です。
ニートより正社員のほうが幸せな理由
ニートは飽きるからです。毎日が夏休みだと何かしたくなるのと同じで、毎日ニートだとすることがなくなります。
ぼくの場合、最初は楽しいと思っていたアニメ、漫画、ゲーム、テレビも毎日やっていると飽きてきました。
ただし、だからといって正社員が楽しいかと言われると違います。通勤時間はダルいし、早起きするのもシンドイです。
ただ、正社員として働くことで、休日を全力で楽しもうというモチベーションがあがります。
これは例えるならダイヤモンドに価値があるのと同じですね。ダイヤモンドは世界に少ないからこそ価値がある。これと同じで正社員の休日も週に2回しかないからこそ価値がある。
なので、ニートとして生活している時よりも、正社員として働いている今のほうが幸せです。
無職生活は楽しくない
人生の後半でツケが回ってくるからです。20代ならニートでも楽しめますが、30代になるとそうはいきませんです。
なぜなら、周りの友人も結婚しはじめて、社内でも立場がエラくなっていくので、スケジュールが合わなくなっていきます。なので、年齢とともに遊ぶ相手が減っていきます。
その結果、ニートは人生の後半で孤独になっていき、お金もないので結婚することができません。
だから無職生活は楽しくありません。
ニートにストレスがないのはウソ
「のんきと見える人々も、心の底を叩いて見ると、どこか悲しい音がする」
と夏目漱石は言いましたが、これはニートにピッタリ当てはまる言葉だと思います。
なぜなら、ニートには金もない、将来の希望もない、いつか生活できなくなるのでは?という不安がつきまとうからです。
また、世間的にも『ニートは楽でいいよな』『ニートは幸せそう』というレッテルが貼られているため、悩みを他人に打ちけることもできません。
なので、社会人のように、同僚と会社のグチを言ってストレスを発散することもできず、ストレスを一人で抱え込んでしまいます。
ブリガムヤング大学の研究によると『孤独は1日にタバコを15本吸ったのと同等の害を健康に与える』とのことですから、ニートで孤独を感じている人は身体にダメージをくらっていることを理解しておきましょう。
まとめ:ニートの方が幸せなのかは人による
金持ちに生まれたラッキーな人や兄弟がいる人は、そのままニートとして生活しても幸せな毎日を送ることができるでしょう。
ただ、僕の場合はお金持ちではないし、頼れる兄弟もいないのでニートして生活していても幸せではありませんでした。
ニートは幸せでも家族は迷惑している
覚えている方も多いと思いますが、2019年には元農水事務次官が長男を殺害する事件(Wikipedia)がありましたね。この事件のようにニートの本人が『ニートの方が幸せ』と感じていても、周りの人は迷惑をしているパターンがあります。
あなたはニート以外の幸せを知らないだけ
ニートの方が幸せと言っている人のなかには、ニート以外の幸せを知らない人もいるはずです。
たとえば、小学生に好きな食べ物を聞いたら『ラーメン、カレー、寿司』が答えとして返ってくるように、人は自分の知っている知識のなかでしか答えを出すことができません。
大人であればオシャレなイタリアンの料理名を答えることができますからね。
つまり『ニートの方が幸せ』と言っている人は、それ以外の幸せを知らないから『ニートの方が幸せ』と言っている可能性があります。
僕がニートの方が幸せだと思っていた理由
最後にぼくがニートの方が幸せだと思っていた時の話をして終わりたいと思います。
会社でのイジメ
社会で挫折した経験がある人も『ニートの方が幸せ』と言う傾向があるでしょう。じっさい、僕も1社目の会社でイジメられて、適応障害になったトラウマで1年間引きこもり生活をしていました。
なので、ニートの方が幸せに生活できると思っていた時期があります。
ですが、それは違いました。
なぜなら当時のぼくは『ニートの方が幸せ』と思うことで、引きこもっている自分を正当化したかっただけだからです。
たとえば、可愛い子に告白してフラれた人間が『アイツは性格が悪い』とグチを言って自分を正当化するカンジですね。
これと同じで、ニート時代のぼくは『ニートの方が幸せ』と思うことで自分のメンタルを保とうとしていました。
ホントは働きたいけど怖かった
ニートをしている時期、ホントは働きたかったのですが怖くて就職活動をすることができませんでした。
それでも勇気を出して求人サイトから20社ほど応募をしたのですが、履歴書だけで不採用になることもザラだったので、『自分は生きている価値のない人間』だと思わされました。
なので正社員として就職することを諦めていました。
ですが、ある時YouTuberの両学長(チャンネル登録者170万人越え)が転職のやり方を解説している動画と出会いました。(下記の動画です。)
この動画によると、転職サイトではなく転職エージェントを使うと就活がうまくいくとのことでした。
なので僕は第二新卒エージェントneo、JAIC(ジェイック)に登録をし、就職活動をすることにしました。すると、今までの苦労がウソのように、わずか1ヶ月もかからず内定をもらうことができたのです。
そして2024年11月25日現在。今も正社員として働いています。
正直、働いているとニートの時より大変なことはたくさんあります。ですが働いているとネガティブ思考になる時間が減るので、ニート時代よりも幸せです。
ニートの時は、つい将来のことを考えてしまって不安になることが多かったけれど、働いていると目の前のことに集中しているので余計なことを考えずにすみますからね。
ニートと正社員を比較して感じたこと
ニートも正社員もどちらも大変であることは変わらないんだなぁと感じました。ニートであれば将来への不安や世間体について悩みますが、正社員は仕事のことや、人間関係で悩みます。
だから、『ニート・正社員』どちらの生き方を選んでも悩むんだろうなぁって感じました。なので、僕はあなたに『ニートをやめて正社員になりましょう!!』とゴリ押しするつもりはありません。
ただ、今ニートをしていて、少しでも将来について悩んでいるのであれば第二新卒エージェントneo、JAIC(ジェイック)のようにニートを専門にサポートしている転職サイトを使ってみるといいですよ。
行動するのは怖いかもしれないけど、大金を失うワケじゃないし、命を失うワケでもないですからね。まずはラクな気持ちで動いてみると良いんじゃないかと(^^)
それでは以上で今回の内容を終わります。
この記事があなたの仕事選びの参考になったら嬉しいです。