社会保険給付金を2年4ヶ月もらうには?|ツラい仕事はさっさと辞めよう!
本記事では失業保険を最大28ヶ月の給付金をもらう方法をまとめました。
ザックリ説明すると以下の手続きが必要になります。
めっちゃメンドウじゃないですか?
『何としてもお金を払わないぞ!!』という政府の強い意志を感じますよね。笑
恥ずかしながら僕は1人で手続きができず、退職コンシェルジュのサポートを受けました。
本記事では、失業保険を2年6ヶ月もらう方法をわかりやすく解説していますが、この制度はかなり複雑で手間がかかります。
ですので本記事を読んで、手続きが難しいと感じたら退職コンシェルジュに給付手続きを代行してもらうといいですよ。
僕も1人では給付申請ができず、退職コンシェルジュに代行してもらいました。
\ 2500名以上の申請実績 /
金銭的に損することはありません!
では前置きはここまでにして、本題に入ります。
失業保険を28ヶ月貰える仕組み
失業保険を28ヶ月もらう仕組みを簡単に説明していきます。
って人はこちらをタップしてください。
失業保険と社会保険給付金をもらう
失業保険と社会保険給付金を組み合わせると、最大28ヶ月のあいだ国から給付金をもらうことができます。
なので正式に言うと、失業保険を28ヶ月もらうのではなく、失業保険と社会保険給付金を合わせて28ヶ月もらうことになります。
失業保険と社会保険給付金の違い
次に失業保険と社会保険給付金について簡単に説明していきます。
失業保険とは
失業保険とは会社を退職した後にハローワークを訪問し、失業していることを認めてもらうと、一時的にお金がもらえる仕組みです。
受け取れる金額は、前職の月給の50〜80%です。
たとえば月給20万円なら受け取れる失業保険は10万〜16万円です。
受け取れる期間は、雇用保険加入期間によりますが、3ヶ月〜10ヶ月です。
社会保険給付金とは
社会保険給付金は「傷病手当金」とも呼ばれ、仕事と無関係の病気やケガで働けないときに受け取れるお金のことです。
大きな病気やケガでなければ、受け取れないのでは?
と思う方も多いようですが、「食欲がない」「夜眠れない」など、軽い症状でももらうことができます。
日本では約1600万人が社会保険給付金を受給できるのですが、実際に受給している方は約9万人しかいません。
多くの方が社会保険給付金を受給しない理由は、制度が複雑すぎたり、制度そのものを知らない人が多いからです。
僕も制度が複雑すぎて、退職コンシェルジュに給付の手続きを代行してもらいました。
\ 2500名以上の申請実績 /
金銭的に損することはありません!
社会保険給付金の仕組み
会社から毎月もらう給与明細を見ると「社会保険料」という項目から、お金が天引きされていると思います。
これが社会保険給付金の財源です。
なので社会保険給付金をもらうことは、労働者として当然の権利です。
後ろめたさや罪悪感を感じる必要はありません。
失業保険と社会保険給付金をもらうための条件
次に失業保険と社会保険給付金をもらうための条件を解説していきます。
失業保険をもらうための条件
失業保険をもらうための条件はこちら。
過去2年間で、雇用保険に加入している期間が12ヶ月以上。
※ただし会社都合(リストラ・倒産・契約期間満了)の場合は、過去1年で雇用保険に加入している期間が6ヶ月以上あればOKです。
上記の要件を満たしていれば、失業保険をもらう資格があります。
社会保険給付金をもらうための条件
社会保険給付金をもらうための条件はこちら。
- 雇用保険に12ヶ月以上加入している
- 退職日まで14日以上残っている
- 現時点で業務外の病気・ケガが原因で勤務できない人
- 4日以上仕事できなかった人
- 休業中に給料をもらっていない
- 退職日に出社していない
まとめると雇用保険に12ヶ月以上加入しており、業務外の病気やケガで働けず、お給料をもらえない人です。
業務外の病気やケガというのがミソでして、業務中の病気やケガだと労災に認定されるため、社会保険給付金はもらえません。
失業保険を最大28ヶ月もらうための11ステップ
お待たせしました。
ここからは失業保険を最大28ヶ月もらうための11ステップを解説します。
以下で1ステップずつ噛み砕いて解説していきます。
ステップ①退職届を提出
まずは退職届を提出し、会社から退職を認めてもらいましょう。
退職の1ヶ月前に伝えると、スムーズに退職できます。
どうしても退職を言い出しづらい人は、退職代行を使うのも1つの手です。
ステップ②在職中に3日以上休む
社会保険給金をもらうためには、連続して3日以上の休みを取る必要があります。
金土日のように、定休日と有給をはさむ形でも問題ありませんし、正月・ゴールデンウィークを利用した3連休でも問題ありません。
ステップ③精神科・心療内科で診断書をもらう
次に精神科・心療内科で診断書をもらいます。
診断書をもらうときは、「不眠」や「食欲不振」などが原因で、仕事に支障をきたしており、継続して仕事をするのが難しいことを伝えましょう。
このときポイントなのが、体調不良の原因を職場のせいにしないことです。
職場のせいにしてしまうと労災とみなされ、社会保障給付金をもらえないからです。
また診断書を書いてくれない病院があるので、その場合は他の病院に行くと良いです。
ステップ④退職日に出社しない
給付金をもらうためには、退職日に出社してはいけません。
なので退職日に出社しなくて済むよう、業務の引き継ぎ・備品の返品などは事前に済ませておきましょう。
ステップ⑤健康保険・国民年金の切り替え
次に、お住まいの市区町村の国民健康保険担当窓口へ行き、今まで加入していた健康保険組合から国民健康保険へ切り替えます。
合わせて国民年金も、第2号被保険者(国民年金+厚生年金)から第1号被保険者(国民年金)へ切り替えが必要となるので、お住まいの市区町村の国民年金窓口に問い合わせをして確認します。
ステップ⑥社会保険給付金の申請
健康保険と年金の手切り替え続きが終わったら、以前加入していた健康保険組合から社会保険給付金の申請書を入手します。
記入したものを健康保険組合へ送れば、社会保険給付金の申請は完了です。
ステップ⑦失業保険の受給期間延長を申請
社会保険給付金の申請が終わったら、次はお住まいの地域を管轄するハローワークに行き、失業保険の受給期間を延長してもらいます。
失業保険の受給期間を延長する理由は、社会保険給付金と失業保険は同時に受け取れないからです。
なので受給期間を延長しなければ、社会保険給付金の受給終了後に失業保険を受け取れません。
ステップ⑧社会保険給付金の受給スタート
社会保険給付金の受給が始まったら、月に1度通院する必要があります。
なぜなら治療に積極性がないと、社会保険給付金の受給資格を失うからです。
また通院とおなじく給付金の申請書も毎月、健康保険組合へ提出する必要があります。
ステップ⑨社会保険給付金の受給終了
社会保険給付金の受給期間である18ヶ月が終了する頃になったら、病院で医師から就職活動への許可をもらいます。
医師から就職活動への許可を得る理由は、失業保険をもらうためには就職活動していることが必須条件だからです。
医師から就職活動の許可をもらう際には、自分の体調が回復したことを伝え、傷病証明書と就業可能意見書を作成してもらいます。
傷病証明書と就業可能意見書は忘れずにもらいましょう。
ステップ⑩失業保険の受給開始
医者から傷病証明書と就業可能意見書の2つの書類をもらったら、この書類を持って最寄りのハローワークへ行き、失業保険の受給期間延長を解除します。
失業保険の受給期間延長を解除するときは、以下2点をしっかり伝えましょう。
- 体調が回復して仕事を探す意思があることをしっかり伝えること
- 就職困難者(※)であることをしっかり伝える
※就職困難者とは、1. 身体障害者、2. 知的障害者、3. 精神障害者、4. 刑法等の規定により保護観察に付された方、5. 社会的事情により就職が著しく阻害されている方などが該当します。
ハローワーク
この2つのポイントをしっかり伝えることで、失業保険の受給期間を最大10ヶ月(45歳以上は12ヶ月)まで延長できます。
ステップ⑪就職活動をする
失業保険を受給し続けるには、4週間ごとの認定日で就職活動していることを示す必要があります。
とはいえ難しいことをする必要はありません。
たとえば下記のアクションも就職活動とみなされます。
就職活動とみなされるアクション
- キャリアコーチングの利用
- 転職エージェントで求人の紹介を受ける
- プログラミングスクールの受講
ちなみに失業保険をもらっている途中に就職が決まれば、再就職手当をもらうことができ、残りの給付日数分のお金をもらうことができます。
まとめ
今回は失業保険を2年6ヶ月もらう方法を解説しました。
かなり複雑な制度なので、手続きを諦めようと思った方も多いでしょう。
そんな人は退職コンシェルジュに手続きを代行してもらうことを検討してもいいかもです。
\ 2500名以上の申請実績 /
金銭的に損することはありません!