【無職】一年くらい休みたいと思ったので休んでみた結果【なんとかなる】
一年くらい仕事休みたいなあ…。
このように思ったことのある人も多いのではないでしょうか。
しかし働かないと生活できないので、我慢して働いている人が大半だと思います。
かつての僕もそうでした。働かないと世間体が悪いし、お金が稼げないので病気になるまで働き続けました。
しかし無理して働き続けた結果、25歳で適応障害という病気になり、1年ほど働かずに休んでいました。
そこで本記事では、一年休んでよかったこと・悪かったこと、休んでいる間にすべきことを解説していきます。
本記事を読めば、一年くらい休んでも問題ないことがわかるはずです。
一年くらい休みたいと思っている人は、ぜひ本記事を参考になさってください。
では本題に入ります。
【はじめに】一年くらい休んでも問題ない
一年くらい仕事を休んでも問題ない理由はいくつかあります。
個人の状況によりますが、以下で理由を説明していきます。
休暇を取ることが一般的になっている
一部の企業では、サバティカル制度(長期休暇制度)を導入しています。
まだ一般的ではありませんが、長期休暇を奨励する動きが強まっていることは確かです。
特に以下の企業や業界でサバティカル制度が導入されています。
- IT業界やテック企業
- コンサル・金融業界
- 大学や研究機関
- グローバル企業
このように特定の企業や業界でしか導入されていないのが制度ですが、従業員の健康やワークライフバランスを重視する企業は増えています。
将来的には多くの企業がサバティカル制度を採用する可能性があります。
多くの企業が人手不足
今の日本は、多くの企業が人手不足問題に陥っており、「人手不足倒産」という言葉もあるくらいです。
特にIT、医療、物流、介護、サービス業は慢性的な人手不足ですし、中小企業は業界・職種問わず、多くの企業が人手不足です。
今後、少子高齢化が進んでいき、ますます企業の人手不足は加速するでしょうから一年くらい休んでも問題ありません。
キャリアの多様化が進んでいる
昔は「1社で長く働くこと」が評価されましたが、現在は「多様な経験を持つこと」が評価される時代です。
企業によっては、一年間の空白期間をプラスに評価することもあります。
応募書類や面接で、空白期間をどのように過ごしたのか上手く伝えることができれば、内定獲得できます。
実際に僕は1ヶ月で5個の内定を獲得できました。
職歴に空白のある人が増えている
一年くらい休むと職歴に空白期間ができて転職で不利になるのでは?
と考えるかもですが、心配いりません。職歴の空白は一般的になりつつあるからです。
たとえば新型コロナのパンデミックによって、多くの人が職を失ったり、職歴に空白が生まれました。
またワークライフバランスの充実を求めてる人も増えているので、職歴に空白があることは特異なことではありません。
- 空白期間をどう過ごしたのか
- どのように自己成長したのか
面接ではこの2点が重視されるので、計画的に休職すれば、転職活動に悪影響を与えることはありませんよ。
中小企業を狙えば再就職できる
一年くらい休んでも、中小企業なら再就職できます。
中小企業は人手不足で悩んでいることが多く、特に20代〜30代前半であれば、業界未経験でも採用されるケースが多いです。
また大企業に比べて、採用プロセスがスムーズで、内定獲得まで1ヶ月かからないことも多いです。
そもそも中小企業は大企業と比べて、転職希望者が少ないので、競争がおだやかです。
風通しもよく、自分の意見が通りやすいので働きやすい職場を好む人にうってつけです。
その一方で、家族経営やワンマン経営も多いので、企業選びをする際はクチコミをしっかりチェックしておくようにしましょう。
休職した経験が評価される場合もある
近年は、多くの企業がメンタルヘルスの重要性を理解し、社員の健康管理に力を入れています。
たとえば大企業の伊藤忠商事は朝早く出社した社員に、朝食を無料で提供していました。
伊藤忠ほどの福利厚生はレアですが、今の時代はネットで簡単に会社の評判が広がるので、多くの企業が社員のメンタルケアに力を入れています。
こうした背景から、自らメンタルケアを実践し、復職した経験をプラスに評価する企業も多く、休職経験のある人をカウンセラー的なポジションで採用することも。
ようするに、どんな経験も決して無駄にならないってことです。
一年くらい休みたいと思ったので休んでみた結果【メリット編】
一年くらい休んだことで、以下のメリットが得られました。
- リフレッシュできた
- 自己成長やスキルアップできた
- 視野が広がった
- 健康になった
- 家族や友人と過ごす時間が増えた
以下で詳しく説明します。
リフレッシュできた
長く働いていると、気付かないうちにストレスや疲れが蓄積します。
1年くらい休むことで、これらのストレスや疲れをリフレッシュでき、未来に向けてエネルギーを蓄えることができます。
人生100年時代ですから、1年くらい休んでおかないと身体がもたないですよ。
病気になってからじゃ遅いので、身体を壊す前に休んでおくのは悪くない選択だと思います。
自己成長やスキルアップできた
1年もあれば、新しいことを学んだり、趣味や興味のある分野に打ち込む時間が取れます。
僕は語学やプログラミング、筋トレ、読書、副業、美容整形、レーシックなど、、、総額400万円ほど自己投資しました。
この経験のおかげで、IT業界に転職でき、給与アップを実現。
筋トレの習慣が身についたおかげで、健康的な体型をキープできています。
人生の序盤で自己投資しておけば、レバレッジが効くので、若いうちはガンガン自己投資することをオススメします。
ただし回収できない投資はタダの無駄遣いなので要注意。
視野が広がった
一年も休みがあれば、旅行や新しい経験ができ、異なる文化や考え方に触れることができます。
これによって視野が広がり、人間関係や考え方にポジティブな影響を与えます。
僕の場合は、世の中に色々な人がいることを知ることで、周りの目を気にせず、堂々と生きられるようになりました。
健康になった
仕事を休む前の僕は、腰痛や不眠に悩んでいたのですが、1年の休みをとって、朝のウォーキングや筋トレ、野菜中心の食生活を続けました。
すると健康状態がみるみる回復していき、社会復帰後は仕事のパファーマンスも向上しました。
病気になったら治療にお金と時間がかかるので、健康への投資は積極的に行うといいですよ。
一年くらい休む最大のメリットは働くモチベが復活すること
一年くらい休んだ最初のうちは、自由な時間を有意義に使えます。
しかし日が経つごとに、生活にメリハリがなくなっていき、最終的には「何か意味のあることがしたい」「人とつながりが欲しい」と思うようになります。
ようするに、一年くらい休むと働きたくなるんですね。
理由を説明します。
休むと働きたくなる理由①人生の充実感が薄れる
一年くらい休んで楽しいことをしても、ずっと遊び続けると少しずつ楽しさが薄れていきます。
毎日ゲームやスポーツ、音楽などの趣味に没頭していると、だんだんと新鮮さがなくなっちゃうんですよね。
働くことで得られる達成感や充実感があるからこそ、遊びも楽しくなるんだな。と気付かされました。
食事も毎日ファーストフードばかり食べてたら、さっぱりしたものが食いたくなりますよね。これと同じです。
休むと働きたくなる理由②生活にメリハリがなくなる
仕事を休むと、毎日が自由になる一方で、生活が単調になり、これが逆にストレスになります。
土日にゆっくり寝るのは、たまにだから幸せを感じるのであって、毎日好きな時間に起きていると、体調や生活リズムも崩れるし、かえってストレスが溜まりました。
『自由には責任が伴う』と言いますが、自己管理のできない人が自由になると、とことん堕落していくことを痛感しました。
休むと働きたくなる理由③人肌が恋しくなる
働いているときは同僚や社外の人とコミュニケーションを取りますが、働いていないと誰とも喋らなくなります。
人と話さないと、身だしなみにも気を遣わなくなるし、どんどんダメ人間になりました。
『人間は社会的な生き物』というように、人は社会とつながりを失うと腐っていくことを実感しました。
一年くらい休みたいと思ったので休んでみた結果【デメリット編】
次に、一年くらい休んだことで感じたデメリットを紹介します。
- 転職のハードルが上がる
- 貯金が減る
- コミュニケーション能力が下がる
- 生活リズムの乱れ
- 社会復帰のきっかけを見失う
順番に説明します。
転職のハードルが上がる
一年くらい休んだあとに転職活動をすると、面接官から「なぜ1年ほどブランクがあるのか」問われやすいです。
企業は長く働いてくれる人材を求めるので、職歴にブランクがあると「この人を採用してもすぐに辞めるのでは??」と不安を抱かれやすいです。
これにより転職のハードルが上がってしまい、社会復帰したくてもできないジレンマに陥ることがあります。
事情をうまく説明できれば問題ありませんが、しっかり面接対策しておかなければ、なかなか内定をもらえず苦労します。
貯金が減る
当然ですが、一年くらい働かずにいると貯金が減ります。
想定よりも早く貯金が減ってしまうと、焦って転職先を探すことになり、不本意な転職をしやすいです。
焦って転職先を決めると、入社後のギャップにより短期離職をしがちなので注意しましょう。
1年間ブランクがある+短期離職というコンボが完成すると、人生がハードモードになります。
僕は短期離職を3回しているよ!!
自信をなくす
休みをとってリフレッシュしようと思っても、自信を失うことがあります。
たとえばSNSを見ると自信を失いやすいです。
インスタで同僚や友人が昇進したり、結婚報告しているのを見て落ち込んだことのある人も多いのではないでしょうか。
『自分は自分、他人は他人』とわかっていても、無意識のうちに他人と比較してしまうんですよね。
生活リズムの乱れ
一年くらい休んでいると、好きなときに寝て、好きなときに起きる生活をしがちです。
これにより生活リズムが乱れると、復職したときに早起きや規則正しい生活をするのが難しくなります。
また体調管理が甘くなり、体調を崩しやすくなります。
僕は朝に寝て夜に起きる生活をしていたので、面接に行くのがしんどかったです。
社会復帰のきっかけを見失う
長い間働かずにいると、日が経つごとに働く意欲が低下することがあります。
最初は「また働きたい」と思っていても、少しずつ「もうこのままでいいかな」と思うことがあります。
具体的な復帰スケジュールを立てておかないと、ズルズルと無職期間を長引かせてしまう恐れがあります。
ですので1年くらい休むなら、いつまでに復職するか決めておくことをオススメします。
一年間の休みを最大限に活用する方法
1年間の休みを最大限に活用するには、以下の行動がオススメです。
- 見た目への投資
- 自己分析
- いつまでに復職するか決める
- スキルアップ
- 自分のビジネスを持つ
順に説明していきます。
見た目への投資
僕は1年間の休みを活用して、見た目への投資を行いました。
具体的には、一重だったのを二重にしたりです。
実は、見た目が良いと年収と人生の満足度も上がることは、多くの研究で明らかになっています。
以下『見た目と年収・人生の満足度』についての研究です。
- アメリカの経済学者ダニエル・ハマーメッシュとジェフ・ビドルの研究では、見た目が良い人は、そうでない人と比べて平均して10~15%多くの収入を得ていることがわかりました。
- MobiusとRosenblatの研究では、美しい人は、自信があり、能力が高いと判断されることが多く、同じ能力でも外見が優れていると評価される傾向がありました。
- UmbersonとHughesの研究では、外見に自信があることは、自己肯定感や社会的なつながりを強化し、それが結果として幸福感や人生満足度を向上させるという仮説が支持されています。
- Judgeらの研究によれば、見た目が良い人は、仕事のパフォーマンスが他の人よりも優れていると見なされる傾向がありました。
つまり外見が良い人は収入が高く、人生の満足度が高いです。
外見が良いことで、より高い評価を受け、雇用や昇進の機会が増えるというロジックです。
ですので長期の休みを利用して、見た目への投資をしてみてはいかがでしょうか?資格取得より強力かもしれません。
自己分析
余裕があれば、休んでいる間に自己分析してほしいです。
仕事を休みたいと思うのは、今まで自分に合わない仕事を長く続けていた代償だからです。
過去にしっかり自己分析をしておけば、一年くらい休みたいと思うことはなかったでしょう。
- なぜ一年くらい休みたいと思ったのか
- これからどんな仕事をしたいのか
- どんなキャリアを歩みたいのか
これらの問いに対する答えを考え、行動すれば、長期の休み中に大きく成長できます。
自己分析を効率的に行うには、ASSIGNのような自己診断アプリを使ってみるのも有効です。
ASSIGNを使うと以下のように、自分の性格と向いてる仕事がわかるので、自分の進むべき道が見えてきます。
上記は僕の診断結果なのですが、当たりすぎて怖いくらいです。
わずか3分で終わる診断で高精度の自己分析ができるので、自己分析したことない人はやってみてはいかがでしょうか。
いつまでに復職するか決める
一年の休みを取る場合、いつまでに復職するか決めることも大切です。
これは「締め切り効果」とも言われており、目標や期限が決まっていると、その期限に向けて集中力が高まり、効率よく行動できる心理的な現象です。
夏休みの宿題も、締め切りがあるから頑張れますよね。これと同じです。
なので復職する日を決めておくことで、休んでいる期間を有意義に過ごせますよ。
スキルアップ
休んでいる間にスキルアップするのもオススメです。
今はYouTubeやブログで検索すれば、なんでも学べる時代なので、興味のある分野について学んでみるといいですよ。
個人的にオススメなのはITスキルです。
経産省の報告によれば、IT業界は深刻な人手不足で、2030年には約79万人のIT人材が不足するそうです。
なのでITスキルを身につけた人は、転職先にも困らないし、高年収も期待できます。
合わせて読みたい
自分のビジネスを持つ
一年くらい休みたいと考える人って、そもそも働くことがあまり好きではないのではないでしょうか??
もし図星だったら、休んでいる間に自分のビジネスを育ててみるといいですよ。
たとえば僕は、1年休んでいる間に当サイトを設立し、今では月5万円〜10万円稼げるようになりました。
ライターキャリア講座で文章の書き方を学べば、Webライターとして月5万くらいは稼げますし、時間のあるうちに自分のビジネスを育ててみると面白いですよ。
SNSをやめる
数々の研究によって、SNSはメンタルに悪影響を与えることが知られています。
以下にSNSがメンタルにどのような悪影響を及ぼすのか、海外の研究結果を紹介します。
- アメリカの心理学者、Jean Twengeが2017年に発表した研究では、SNSの使用時間が長いほど、特に10代の若者において、うつ病や不安障害のリスクが高まることが確認された。
- Ethan Krossらが行った2013年の研究では、Facebookの使用が増えるほど、時間の経過とともにユーザーの幸福感が低下し、孤独感や落ち込みが増加することが示されました。
- アメリカの研究者Brian A. Primackらが2017年に発表した調査では、SNSの使用が多い人ほど、「自分だけが何かを見逃している」という恐怖感が強く、不安症状が高いことが示されました。
- イギリスの研究者Fardoulyらの2015年の研究では、Instagramのように他者の「美しい」写真を見ることで、特に若い女性の自己評価が低下し、ボディイメージに対する不満が増えることが示されました。
- Huntらの研究(2018年)ではSNSの使用を制限したグループでは、孤独感やうつ症状が有意に減少しました。
悪いことは言わないので、一年の休みを有意義に使うためにSNSは辞めておくことをオススメします。
一年くらい休んだあとに復職するには?
さて、ここまで読んで一年くらい休んでも問題ないことをわかってもらえたと思います。
一年くらい休んで心身ともにリフレッシュし、スキルアップしたあなたなら就職先に困りません。
では具体的にどう行動すれば、ホワイト企業に就職できるのか。
転職サイトを眺めて、気になる求人に応募するの1つの手ですが、膨大な求人から自分に合う仕事を見つけるのは大変です。
そこでオススメしたいのが以下2つの方法で転職活動することです。
- スカウト型の転職サイトに登録してオファーを待つ
- 転職エージェントに登録して求人を紹介してもらう
それぞれの特徴を説明します。
スカウト型の転職サイトに登録してオファーを待つ
スカウト型の転職サイトは、プロフィールや職務経歴を入力しておくことで、企業から直接オファーを受けることができます。
オファーの質や数を見ることで、自分のスキルや経験がどのように評価されるのか確認することができます。
人によってはオファーが全く届かない場合もあるので、その場合は後述する転職エージェントの利用を検討してみてください。
スカウト型の転職サイトで評判がいいのはビズリーチ
僕の彼女はビズリーチを使って、26歳で年収600万円・フルリモートの会社に転職しました。
転職エージェントに登録して求人を紹介してもらう
転職エージェントは、求職者と企業の間に立ち、求職者の希望に合った求人を紹介するサービスです。
転職のプロからサポートを受けられるため、1年休んでいた人でも安心して転職活動できます。
先述した転職サイトとは違い、個別サポートを受けられるので、自分に適した求人をピンポイントで紹介してもらえます。
面接や応募書類の添削・アドバイスも受けられるため、効率的に転職活動できます。
転職サイトに掲載されていない非公開求人も保有しているので、転職サイトと合わせて登録すると幅広い求人をチェックできます。
ただしエージェントとは相性があるので、場合によっては満足なサービスを受けられない可能性があります。
相性の悪いエージェントに当たってしまうと、希望通りの求人が紹介されないので、複数のエージェントに登録するのが得策です。
なお、職歴にブランクのある人は、ジェイックや第二新卒エージェントneo
まとめ:一年くらい休みたいなら休もう
しつこいようですが、一年くらい休んでもキャリアに大きな問題はありません。
大切なのは休んでいた一年をどう過ごすかです。
ダラダラしてダメ人間になるのは論外ですが、リフレッシュや自己成長のために時間を使えば、人生全体の幸福度が上がります。
人生100年時代で、これからもずっと働き続けるわけですから、1年くらい休んでダメになるようなキャリアなら、そもそも何か間違ってます。
なので一年くらい休みたいなら休んでください。100年あるうちの1年休んでも問題ありません。
というわけで終わります。