職業訓練に落ちた原因は?WEBデザインの訓練を卒業した僕が解説
WEBデザインの職業訓練に落ちた…!!!
このようなお悩みにお答えしていきます。
はじめまして、WEBデザインの職業訓練を卒業したゆうやです。
職業訓練の倍率は年々上昇しており、なかでもWEBデザインの職業訓練は、倍率が4倍を越えることもあります。
ハローワークの報告によれば、令和3年度の職業訓練への応募倍率は、WEBデザインがダントツで高いです。
なのでWEBデザインの職業訓練は落ちる人がいても不思議ではありません。
僕が受講したときも倍率が5倍でした。
ですが僕は運良く(?)WEBデザインの職業訓練に合格しました。
本記事では僕の実体験にもとづき、WEBデザインの職業訓練に落ちた原因を考察しました。
WEBデザインの職業訓練に落ちたあなたはラッキーかもです。
なぜなら職業訓練の就職率は低く、厚労省の発表によれば就職率は約60%しかありません。
僕も職業訓練を卒業してから就職できず、最終的にDMM WEBCAMPを利用し就職を成功させています。
DMM WEBCAMPは経産省のリスキリングを通じたキャリアアップ支援事業に認定されており、条件を満たすことで最大380,800円キャッシュバックが受けられます。
IT業界最大手のDMM.comが監修しているので、カリキュラムの質も高いと評判です^^
WEBデザインの職業訓練に落ちた人は、無料相談だけでもしてみるといいですよ。
前置きはここまでにして本題に入ります。
職業訓練に落ちた7つの原因
ここでは職業訓練に落ちた理由として考えられる『7つの原因』を解説していきます。
訓練が必要ないと判断された
職業訓練の目的は『希望する仕事に就くために必要な職業スキルや知識などを習得すること』です。
つまり既に希望する仕事に就くために必要な職業スキルや知識を習得している人は、訓練を受ける必要がないと判断され、選考で落とされます。
通所手当が高額だった
公共職業訓練では、条件を満たせば最大42,500円/月の通所手当を受給できます。
たとえば電車やバス、車を使って職業訓練校に通う場合に受給できます。
通所手当が高額だからといって、選考に不利になるとは考えにくいですが、AさんとBさんがいて、どちらか1人しか合格にできない場合、通所手当が安い方が合格するでしょう。
就職意欲が低いと思われた
職業訓練校は就職率が低いと、国から指導を受けたり、助成金の支給額が減らされてしまうので、就職意欲の高い人に訓練を受講してほしいと考えています。
なので選考で就職意欲が低いと思われると落とされます。
倍率の高い職業訓練だった
職業訓練は倍率の高いものだと、5倍を超えることがあります。
以下の表は令和4年度における職業訓練の倍率ですが、人気の訓練は5.80倍もの倍率です。
科目名 | 定員 | 申し込み | 合格者 | 倍率 |
ゲームクリエイター学科 | 20 | 48 | 20 | 2.40 |
Web動画クリエイター科 | 8 | 43 | 8 | 5.38 |
言語聴覚士養成科 | 5 | 23 | 5 | 4.60 |
社会福祉士一般養成科 | 10 | 58 | 10 | 5.80 |
あなたが職業訓練に落ちたのも、ただ単に訓練の倍率が高かっただけかもしれません。
筆記試験の点数が低かった
職業訓練によっては選考で筆記試験を行うことがあります。
筆記試験は、簡単な計算や読み書きといった内容ですが、ここで低い点数を取ってしまうと落とされてしまいます。
なぜなら簡単な計算や読み書きができなければ、就職できる可能性が低いからです。
先に説明したように、職業訓練校は就職率を重視しています。
なので筆記試験の点数が低い人は落とされます。
ハローワーク職員への態度が悪かった
職業訓練との面接だけが選考ではありません。
職業訓練を受講するまでの手続きや、ハローワーク職員への態度も見られています。
たとえば応募書類の提出が遅かったり、職員への態度が悪い人は、他に選考を受ける人より不利です。
ハローワークの職員も人間なので、マジメに訓練を受けてくれそうな人に関しては、職業訓練へ推薦してくれます。
訓練の合否に大きく影響するわけではありませんが、他人への親切は無料なので意識してみると良いですよ。
離職期間が長すぎる
離職期間が長すぎる人も選考で落とされやすいです。
なぜなら職歴の空白期間が長くなるほど、就職率が下がるからです。
たとえば1年以内に非正規雇用から正社員になった20〜24歳の割合は32.7%(※1)です。
一方で、5年以内の非正規雇用から正社員になれた25〜34歳の割合は4.9%(※2)しかありません。
先に説明しましたが、職業訓練校は就職率が命です。
なので離職期間が空きすぎている人、たとえば1年以上ニートやフリーターをしている人は、選考で落とされやすいです。
(※1)平成29年版「職業構造基本調査」
(※2)労働者のキャリアアップに向けた課題 第3節 – 厚生労働省
訓練の男女バランスを調整するため
これはボクの予想ですが、今の時代は男女平等が重視されているので、職業訓練校も男女比のバランスには気をつけているんじゃないかと。
訓練校の話ではありませんが、ボクの地元にある消防署は初の女性隊員を採用してニュースになっていました。
女性の社会進出は、世間にポジティブな印象を与えます。
なので職業訓練校も時代に合わせて、男女比を調整している可能性があります。
職業訓練に落ちたからって落ち込む必要はない
ここまでは職業訓練に落ちる7つの原因を紹介しましたが、職業訓練に落ちたからって落ち込む必要はありません。
むしろ『落ちてラッキー』と思っても良いくらいです。
理由を解説していきますね。
職業訓練の倍率は年々上昇している
先にお伝えしましたが職業訓練の倍率は、高いものだと5倍を超えています。
科目名 | 定員 | 申し込み | 合格者 | 倍率 |
ゲームクリエイター学科 | 20 | 48 | 20 | 2.40 |
Web動画クリエイター科 | 8 | 43 | 8 | 5.38 |
言語聴覚士養成科 | 5 | 23 | 5 | 4.60 |
社会福祉士一般養成科 | 10 | 58 | 10 | 5.80 |
職業訓練の選考は“宝くじ”を買うようなものです、
だから職業訓練の選考に落ちても、落ち込む必要はありません。
職業訓練の就職率は低い
職業訓練の就職率は低く、令和4年度求職者支援訓練実績によれば2人に1人は就職できずにいます。
なので、もし職業訓練に合格しても就職できない可能性が高いです。
それならDMM WEBCAMPのように実績あるデザインスクールを利用した方が効率的です。
『訓練が必要ない=優秀』と判断されている
先述しましたが、職業訓練の目的は希望する仕事に就くために必要な職業スキルや知識などを習得することです。
そのため必要なスキル・知識のあるとみなされた人は選考で落とされます。
つまり考え方を変えると「あなたは訓練を受けなくても就職できますよ」と言われているわけです。
なので職業訓練に落ちてもガッカリする必要はないです。
仕事をしながら勉強できる会社が増えている
あなたは「スキルを身につけてからじゃないと就職できない」と思っていませんか?
だとしたらそれは勘違いです。IT業界は深刻な人手不足なので、未経験者を積極的に採用しています。
経産省の調査によればIT人材は2030年までに最大78万人不足すると言われています。
プログラマーやWEBデザイナーを目指すなら、最低限のポートフォリオが必要ですが、初心者と訓練卒業生が頑張ったても“どんぐりの背比べ”です。
なのでスキルを身につけてからじゃないと就職できないという間違った考えは捨て去るべきです。
未経験からIT業界に就職するためのサービスも充実してますしね^^
職業訓練に落ちた人必見!選考を突破するコツ
職業訓練の選考はポイントさえ押さえれば合格できます。
この章ではそのポイントについて解説していきます。
就職意欲の高さをアピールする
何度も言っていますが、職業訓練校は就職率を上げるために必死です。
卒業生にしつこい追跡調査をするのも就職率を上げるためです。
なので選考に受かるためには、就職意欲の高さをアピールすればOK。
たとえば面接で「いつまでに就職したいですか?」と聞かれたら「なるべく早く」と答えます。
「現在の就活はどんな感じですか?」と聞かれたら「現在も積極的に就活しています」と答えるだけ。
面接は“嘘つき大会”みたいなものだよ。
実際、就職する気がないのに職業訓練を受けている人は結構います。
給付金をもらうためとか、職歴の空白期間を空けないために通っている人なんてザラ。
なので就職意欲が高いフリをすることに罪悪感を感じる必要はありません。
職業訓練に落ちたらどうする?
職業訓練に落ちたらショックを受けるかもしれませんが、落ち着いてください。
職業訓練に落ちても挽回する方法があります。
1ヶ月後に再選考を受ける
ほとんどの職業訓練は1ヶ月ごとに生徒を募集しています。
そこで再選考を受ければ、もう一度受講するチャンスを得られます。
僕が通っていた職業訓練校には選考を2回受けて合格した人がいました。
一度落ちた訓練校の選考を受けると不利になりそう…。
と思うかもですが、職業訓練の講師に聞いたところ、1度不合格になっても2回目の選考で不利になることはないとのこと。
どうしても受けたい訓練があるなら、何度でも選考にトライしてみるといいですよ。
他エリアの職業訓練を受ける
他エリアの職業訓練を受けるのも1つの手です。
たとえば東京に住んでいる人なら、千葉や埼玉、神奈川の訓練を受けてみるのも良いでしょう。
僕が通っていた訓練校は新宿にありましたが、神奈川や埼玉、千葉からも通っている人がいました。
早起きが得意な人は選択肢の1つとして覚えておくといいですよ。
同じような内容の職業訓練を受ける
希望の職業訓練に行けなくても、似たような訓練はたくさんあります。
たとえば以下は、東京で開講されているWEB系の職業訓練です。
厚労省:求職者支援訓練 募集中・募集予定のコース情報
- 基礎からはじめるWEBクリエイター・WEBサイト制作科
- 広報/事務で活躍できるWebデザイナー養成科
- Web制作・マーケティング科
こんな感じで訓練の名称こそ違いますが、訓練内容は一緒のパターンが結構あります。
なので希望の職業訓練に行けなくても落ち込む必要はありません。
少し視野を広げれば、似たような訓練がたくさんあることに気がつけますよ。
独学する
今の時代はネットに情報がたくさん落ちているので、独学でもWEBデザインを学べます。
むしろ『独学の方がマイペースで勉強できて良い』と感じる人もいるでしょう。
職業訓練は幅広い年齢層の方が参加するので、できる人・できない人の差が生まれやすいです。
なので職業訓練でスキルを身につけようとすると、授業スピードが遅かったり、早かったりする可能性があります。
その点、独学なら自分の好きなペースで学習できるのがメリット。
ただしサボろうと思えば、いくらでもサボれるデメリットもあります。
独学に慣れている人や自分を律することができる人は、独学でスキルを身につけるのも良いでしょう。
訓練をあきらめて就活する
先に説明したとおり、職業訓練の就職率は低いです。
せっかく職業訓練に通ったのに就職できかったら時間のムダだよね。
職業訓練は短いものだと3ヶ月、長いものだと2年間程度かかります。
ハッキリ言って、この期間を学習に費やすのではなく、就職活動に充てたほうが就職成功率は高いです。
今のIT業界は深刻な人手不足なので、未経験者でも積極的に採用している企業も多いです。
それに働きながら勉強した方が、より効率的にスキルアップできます。
なので職業訓練に落ちたら、未経験歓迎の企業にターゲットを絞って就活してみるといいですよ。
未経験からIT業界に転職したい人は、こちらの記事を参考にしてみてね。
職業訓練に落ちても大丈夫!
ここまで読んで分かったと思いますが、職業訓練に落ちても大丈夫です。
職業訓練は就職するための手段であって目的ではない
あなたが職業訓練に通う目的は就職するためですよね?
であれば職業訓練に通う必要はありません。
なぜなら本記事で説明したとおり、職業訓練卒業生の就職率は低いからです。
せっかく数ヶ月〜数年間の訓練を受けたのに就職できなかったら時間がもったいないですよね。
なので職業訓練に落ちても大丈夫。
本気でWEBデザイナーになりたいならDMM WEBCAMPでWEBデザインを学んだ方がいいです。
職業訓練を卒業したところで未経験と変わらない
職業訓練を卒業しても未経験にちょっと毛が生えるくらいです。
ぶっちゃけ僕が通っていたWEBデザインの職業訓練では、卒業生のほとんどがWEB業界へ就職できませんでした。
職業訓練を卒業後に就活しても、企業は未経験として僕たちを評価します。
なので職業訓練に落ちても大丈夫。
むしろ訓練に行くはずだった時間を就活に使った方が、就活を成功させやすいですよ。
まとめ:職業訓練に落ちた原因は?WEBデザインの訓練を卒業した僕が解説
今回は職業訓練に落ちた原因を7つ解説しました。
紹介した7つの原因をクリアにするだけで、選考を突破できるので、2回目の選考を受ける方は意識してみてくださいね。
とはいえ無理に職業訓練に行く必要はありません。
登録者200万人超えのYouTuber「両学長」もこちらの動画で「就職活動はエージェントを利用すべき」と言っています。
なので本気でWEBデザイナーになりたいなら、職業訓練ではなくエージェントを使ったほうがいいですよ^^
というわけで今回は以上です。
今回紹介したサービス
DMM WEBCAMP:職業訓練を卒業して就職できなかった僕が利用したサービス。WEBデザイナーに必要なスキルを完全網羅できる。