辞めさせてくれない会社を無断欠勤してそのまま辞めても大丈夫?
仕事辞めたいけど辞めさせてくれない…。
無断欠勤しても大丈夫かな?
仕事を辞めたいと伝えても、人手不足などの理由によって、退職を受け入れてもらえないのはよくある話です。
ですが無断欠勤するのは辞めた方がいいです。
なぜなら無断欠勤することには、以下のリスクがあるからです。
- 給与の減額または支払われないリスク
- 懲戒解雇のリスク
- 労働契約や会社の就業規則に違反するリスク
無断欠勤をしても法律違反ではありませんが、会社の就業規則に違反し、懲戒解雇になることも。
懲戒解雇になると、業界内で悪評が広まってしまい転職で不利になります。
懲戒解雇されたことを隠せることもありますが、最近ではリファレンスチェックといって、以前の職場の同僚や上司に、あなたの評判を質問する企業が増えています。
なので会社が辞めさせてくれないからといって、無断欠勤するのは避けたいところです。
僕は辞めさせてくれない会社を無断欠勤したことがあるのですが、家に来られたし、親に連絡もされたので余計にメンドウなことになりました。
日本の労働法では、退職の意思を伝えてから2週間後に退職できますが、無断欠勤は契約違反として法的に問題になることがあります。
例えば、業務の引き継ぎが不完全だと、会社から損害賠償を求められるリスクがあります。
なので会社が辞めさせてくれないからって無断欠勤するのは辞めた方がいいです。
今の時代はありがたいことに退職代行サービスが認知されており、利用する人が年々増加しています。
「ヤメドキ」や「辞めるんです」は完全後払いで利用できるので、利用者の僕らにリスクは1つもありません。
辞めたいと思ったら即日退職できますし、社労士や弁護士が監修しているので大きなトラブルに発展することもありません。
弁護士に相談することで、法的なアドバイスやサポートを受けられるのもデカいです。
「ヤメドキ」は24,000円、「辞めるんです」は27,000円の費用こそ発生しますが、1日1,000円のランチを我慢すればお釣りがもらえます。
2万円は決して安い金額ではありませんが、2万円で嫌な仕事から受けるストレスやプレッシャーから解放されるなら安いものです。
もちろん自分で退職の意思を伝えるのがベストですが、それができたら誰も苦労しません。
人生は思っているより短いので、嫌な仕事をダラダラ続けるのは寿命のムダです。
もし退職代行の利用に抵抗があるなら、親族に委任状をあずけて、代わりに退職の手続きをしてもらうといいでしょう。
僕は両親に委任状をあずけて、代わりに退職の手続きをしてもらったことがあります。
そのほかの方法としては、労働基準監督署(労基)に相談するのもおすすめです。
労基に相談して、あなたの置かれている状況が労働基準法に違反していると判断されれば、労基はあなたの会社へ立ち入り調査を行ってくれます。
全てのケースで立ち入り調査をしてくれるわけではありませんが、あなたの心強い味方になってくれることに変わりありません。
以上が辞めさせてくれない会社を辞める方法です。
無断欠勤して懲戒解雇になったことは転職先でバレる?
ここからは無断欠勤をして懲戒解雇になった際のよくある質問にお答えしていきます。
- 懲戒解雇になったことは離職票からバレる?
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離職票からはバレません。離職票には離職理由が記載されますが、「自己都合」「会社都合」といった大まかな記載だけです。
ただし離職理由が「会社都合」だと面接で理由を詳しく聞かれることがあります。
- 退職証明書を見たら懲戒解雇がバレる?
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バレません。退職証明書には通常、退職日や在籍期間が記載されますが、具体的な離職理由は記載されません。
- 健康保険証の手続きで懲戒解雇がバレる?
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バレません。バレるとしたら面接で質問されてポロッと本音を漏らした時です。
以上の理由から、自分から話さないor誰かが告げ口しない限り、懲戒解雇がバレる心配はありません。
ですが懲戒解雇を隠して転職できたとしても、バレたら懲戒解雇になるリスクがあります。
なので会社が辞めさせてくれないからといって、無断欠勤するのは辞めた方がいいでしょう。
辞めさせてくれない会社を辞めれた!次は何をすればいい?
ここまで紹介した方法を実践すれば、辞めさせてくれない会社を退職できます。
ここまで紹介した方法
- 退職代行を利用する
- 親族に退職手続きをしてもらう
- 労基や弁護士などの専門家に相談する
しかし退職はゴールではなくスタートです。
退職した後にどう行動するかが、今後のキャリアを左右します。
ではどのような行動をすればいいのか。以下で解説していきます。
①失業給付の手続き
退職したら最初にすべきなのが失業給付の手続きです。お金は命と同じくらい大切なので真っ先にやっておきましょう。
失業給付の手続きはとても簡単。以下3つのステップで完了します。
- ハローワークに登録: まずハローワークに行って求職の申し込みをする。
- 失業給付の受給資格確認: 離職票を提出し、受給資格を確認してもらう。
- 待機期間: 受給資格が確認されて、待機期間(※)を過ぎたら受給開始。
失業給付でもらえる金額は、退職前6か月間の給与の平均をもとに計算されます。
平均賃金日額の50%から80%の範囲で支給されますが、具体的な割合は年齢や給与額によって異なります。
給付をもらえる期間は雇用保険に加入していた期間や年齢、退職理由(自己都合か会社都合か)によって決まります。
たとえば本記事を読んでいる方の大半は、自己都合退職だと思いますが、この場合、通常3か月の待期期間があります。
具体的な金額や支給期間を知るには、退職前の給与明細や労働局の計算ツールを使うと便利です。
また最寄りのハローワークに問い合わせることで、詳しい情報を知ることができます。
あまり大きな声では言えませんが、条件を満たせば失業給付を最大2年4ヶ月もらえるので、以下の記事もチェックしてみてください。
②健康保険の切り替え
前の職場を退職すると、これまで使っていた健康保険証は利用できなくなるので、国民健康保険に加入するか、家族の扶養に入る必要があります。
前職の健康保険を任意継続することもできるので、ご自身の状況に合わせて都合の良い選択をするといいです。
なお健康保険の任意継続をするのであれば、退職後20日以内に手続きする必要があるので早めにやっておきましょう。
③年金の手続き
退職後は厚生年金から国民年金に切り替える手続きが必要です。
手続きは市区町村の年金窓口で行えます。年金手帳を持っていくとスムーズに手続きできるので、持っていくようにしましょう。
④住民税の支払い
会社員時代は給料から住民税が天引きされていましたが、退職後は自分で支払うことになります。
市区町村から通知が来たら、忘れずに納付するようにしましょう。
なお住民税は前年の所得に基づいて計算されるため、前年の収入が多かった人は退職後の金銭管理には十分注意しましょう。
⑤次の仕事に向けた準備
ここまでの手続きが終わったら、次の仕事探しに向けて動き出します。
今回のように、辞めたくなるような会社に就職しないよう、今まで以上に慎重に行動する必要があります。
具体的には以下の3つの手順で転職活動を進めるといいです。
- 自分の特性と適職を知る。
- 適職を知ったうえでキャリアプランを再構築する。
- 親身に対応してくれる就職エージェントに登録する。
この手順に沿って転職活動すればブラック企業へ就職せずに済みます。
と口で言っても、簡単にできれば誰も苦労しないですよね。
自分に向いてる仕事なんてわからないし、生活のために我慢して仕事をしている人も多いでしょう。
- キャリアプランなんて言われても、目の前のことに精一杯で将来のことを考える余裕なんてない。
- エージェントに相談しても、興のない求人に無理やりエントリーさせてくるのでムカつく。
このような怒りや不満、モヤモヤを抱えている人は多いです。
僕もあなたと同じように、仕事は辛いもので、将来のことなんて考えたくないと思っていました。
就職エージェントなんて、僕たちを無理やり就職させてくる悪魔にしか思えませんでした。
しかし今になって、これらの考えは全て間違っていたことに気付きました。
自分の特性を知り、向いてる職業と出会えば仕事は楽しくなります。
キャリアプランを立てれば目標に向かって行動することができ、毎日が充実感で満たされます。
就職エージェントは悪質なエージェントもいますが、ちゃんとしたエージェントを使えば、自分にぴったりの非公開求人を紹介してくれます。
自分の特性と適職を知るにはASSIGN、キャリアプランを立てるならポジウィルキャリア、手厚いサポートならジェイックや第二新卒エージェントneo
これらはすべて僕が実際に利用したサービスです。
あまり有名にならないうちに利用することをオススメします。
有名になってしまうと、サポートが手薄になってしまったり、無料で使えたものが有料になってしまうからです。
辞めさせてくれない会社なんてさっさと辞めちゃおう
あなたが以下の条件を満たしているなら、辞めさせてくれない会社なんてさっさと辞めてOKです。
- 20代
- 1年以上働いている
この条件を満たしているなら、転職先は腐るほどあります。
今の日本は少子高齢化によって若い労働力が不足しているからです。
大企業はまだしも、中小企業は募集をかけても人があつまらず、深刻な人手不足です。
また現代は転職が当たり前の時代になりつつあり、2019年の転職者数は過去最多の353万人でした。
なので辞めさせてくれない会社なんて、とっとと辞めて次の職場に移ることをおすすめします。
辞めたいと思いながら働いてもモチベが上がらず、スキルや知識も身につきませんからね。
人生は思っているより短いから早めの行動を
『人生100年時代』という言葉のせいで勘違いする人が多いんですけど、人生なんてあっという間ですからね。
20代こそ転職しやすいですが、30代になると実績やスキルが求められるため、転職のハードルが急に上がります。
なので『人生100年時代だから〜』と油断して過ごしていると、30代になってから後悔します。
辞めさせくれない会社のせいで、貴重な20代を消費しているなら、多少無理にでも辞めちゃいましょう。
「ヤメドキ」や「辞めるんです」を使えば弁護士の力を借りて、辞めれるので利用してみるのも手です。
無事に仕事を辞められたら、ジェイックや第二新卒エージェントneo
これらのエージェントは20代の就職にめっぽう強いので、1ヶ月もあれば転職先が見つかるでしょう。
というわけで今回は以上です。
最後までご覧いただきありがとうございました。