ニートに社会復帰は無理なのか?|ニート歴2年の僕が解説
ニートに社会復帰は無理なんだろうか…。
このまま一生仕事が決まらないんじゃないか…。
これはニートによくある悩みですが、正しい行動をすれば誰でも『社会復帰』できます。
本記事ではニート歴2年、フリーター歴2年、引きこもり歴1年で、現在28歳のボクが社会復帰できた理由をお話します。
100社以上の企業から不採用にされてきたボクが社会復帰できた方法を全てお伝えしていくので、「ニートから社会復帰したい」と思っている人は参考にしてみてください。
ニートに社会復帰は無理と言われる理由
はじめにニートに社会復帰は無理と言われる理由について解説します。
この章を書くにあたって、人事部で働いているボクの友人に『ニートが面接に来たらどうする?』と聞いてきました。
なのでこの章を読めば、採用担当者がニートに対して持っているイメージを知ることができますよ。
というわけで、ニートが社会復帰できないと言われる理由は以下のようになりました。
①会社に馴染めなさそう
ニートに社会復帰は無理と言われる理由1つ目は『会社に馴染めなさそう』です。
ニートは基本的にコミュニケーション能力が低いです。
なので入社したあと会社に馴染めなさそうなイメージを、採用担当者に与えてしまいます。
②すぐ辞めそう
ニートに社会復帰は無理と言われる理由2つ目は『すぐ辞めそう』です。
ニートは働くことに慣れていないので、ちょっとしたことで仕事がイヤになり、辞めてしまいます。
もちろん全てのニートがすぐに仕事を辞めるわけではありませんが、ニート全体のイメージが悪いので仕方ありません。
採用するリスクがある
ニートに社会復帰は無理と言われる理由3つ目は『採用するリスクがある』です。
企業は人を採用すると、約100万円のコストが発生するため、採用した人にすぐ辞められてしまうと100万円がムダになります。
なので企業はすぐ辞めそうな人を採用したがりません。
そして理由②で説明したとおりニートには『すぐ辞めそう』というイメージがあるため、採用するリスクが高いと思われてしまいます。
このためニートの社会復帰はハードルが高くなり、『社会復帰が無理』と言われることにつながります。
社会復帰できないニートの特徴
次に社会復帰できないニートの特徴を解説していきます。
プライドが高い
社会復帰できないニートの特徴1つ目は『プライドが高い』ことです。
プライドが高いニートは、有名な企業や公務員への就職を希望しがちです。
たとえば、ニートでも中小企業なら就職できる可能性が高いですが、プライドの高いニートは中小企業へ就職したがりません。
失敗を恐れている
社会復帰できないニートの特徴2つ目は『失敗を恐れている』ことです。
失敗を恐れてしまうと企業から不採用にされることを恐れてしまうので、社会復帰のチャンスを自分から減らしてしまいます。
もちろん就活は失敗しないに越したことはありませんが、世の中には失敗しなければわからない事もたくさんあります。
たとえば赤ちゃんが転びながら歩くのと同じです。赤ちゃんは『転ぶ=痛い』と学習しながら歩きかたを覚えていきます。
なので必要以上に失敗を恐れてしまうと、ニートから社会復帰するチャンスを逃してしまいます。
行動量が少ない
社会復帰できないニートの特徴3つ目は『行動量が少ない』ことです。
ぶっちゃけ就活は運ゲーなので、行動量が少ないニートは社会復帰の確率が下がります。
例えば100社以上の面接を受ければ、就職の確率を高めることができますが、1社しか面接を受けなければ就職できる可能性は低くなりますよね。
人に頼らない
社会復帰できないニートの特徴4つ目は『人に頼らない』ことです。
ニートはコミュ力が低いので、人と協力することが苦手です。
なので就活の苦しみを1人で抱えてしまい、最終的にストレスでパンクします。
そして就活そのものがイヤになり、ニートとして生きる道を選んでしまいます。
ボクのように友達がおらず他人に頼れない人は、ニート・フリーターをサポートしている就職エージェントを利用するのがオススメです。
これら3つのエージェントはニート・フリーターを専門的にサポートしているので、一般的なエージェントのサポートを受けられない人でも利用することができます。
ニートが社会復帰するコツ
この章ではニートが社会復帰するコツを紹介していきます。
自分の弱点を理解する
例えばニートには以下のような弱点があります。
- 人と関わるのがニガテ
- 職場に馴染めるのか不安
- 集団行動がニガテ
- 仕事が続くか不安
- ちゃんと仕事ができるか不安
このように弱点をリストアップしたら、1つずつ弱点を潰していきます。
例えば
- 人と関わるのがニガテ
という弱点があるなら、人との関わりが少ない仕事を選んだりですね。
他にも
- ちゃんと仕事ができるか不安
という弱点があるなら、研修制度が需実している企業を選ぶなどの解決策があります。
未経験歓迎の求人を探す
未経験歓迎の求人は、社会復帰したいニートにピッタリです。
未経験歓迎の求人を探すには、先ほど紹介したJAIC(ジェイック)、第二新卒エージェントneo、ウズキャリ第二新卒のいずれかを利用すると良いです。
研修が充実している会社を探す
研修が充実している会社なら、ニートでも安心して働くことができます。
ボクのように研修が充実している会社を探す方法も、先ほど紹介した3つのエージェントを利用するのが手っ取り早いです。
ニートが就職しやすい仕事を選ぶ
ニートが就職しやすい仕事には以下のようなものがあります。
工場・倉庫勤務
工場・倉庫勤務であればマニュアルが準備されているので、ニートでも安心して働くことができます。
また仕事中に会話をすることも少ないので、工場・倉庫勤務はコミュニケーション能力に不安がある人でも働きやすい環境といえるでしょう。
IT関係
IT関係の仕事はスキルを身につけるハードルが高いですが、スキルさえ身につけてしまえば転職しやすいし、稼ぎやすい業界です。
またIT関係の仕事はパソコン仕事が中心になるため、コミュニケーション能力に不安があっても働きやすい環境です。
もちろんIT系の職種でも最低限のコミュニケーション能力は必要ですが、営業職と比べると大したことはありません。
ちなみにIT系への就職をするなら0円スクールやネットビジョンアカデミーを利用するのがオススメです。
非正規雇用
次にオススメなのが非正規雇用として働くことです。
非正規雇用とはフリーター、派遣・契約社員など、正社員以外の働き方のことを言います。
ニートから正社員になると、いきなり8時間勤務をすることになるので体力的にシンドイはずです。
なのでニートから社会復帰する最初のステップとして、非正規雇用で働くのもオススメです。
ニートの社会復帰へよくある質問
この章ではニートの社会復帰へよくある質問にお答えしていきます。
引きこもりの社会復帰率はどのくらい?
内閣府が発表した、『長期化するひきこもりの実態』によると、ひきこもり状態になってから7年以上経過した方が人が5割いることが判明しています。
つまり一度ひきこもりになってしまうと、社会復帰できる確率は50%にも満たないことがわかります。
【年齢別】ニートからの社会復帰率
ニートの年齢別における社会復帰率は以下のとおりです。
- 15〜19歳 =29.9%
- 20〜24歳 =32.7%
- 25〜29歳 =25.5%
- 30〜34歳 =18.1%
- 35〜39歳 =15.5%
10代・20代前半なら3人に1人、30代なら4人に1人がニートから社会復帰できていることがわかります。
引きこもり期間による割合
つぎに引きこもりになった人が、どれくらいの期間引きこもりをしているのかチェックしていきます。
- 半年から1年 6.4%
- 1年から2年 14.9%
- 2年から3年 6.4%
- 3年から5年 21.3%
- 5年から7年 4.3%
- 7年から10年 10.6%
- 10年から15年 6.4%
- 15年から20年 10.6%
- 20年から25年 10.6%
- 25年から30年 2.1%
- 30年以上 6.4%
以上となっており、引きこもりになった人のうち20%が3〜5年引きこもり続けていることがわかります。
引きこもりになった人の経歴
つぎに引きこもりになった人の経歴についてチェックしていきましょう。
- 正社員として働いたことがある73.9%
- 契約社員・派遣社員・アルバイトの経験がある 39.1%
- 自営業・自由業の経験がある 13.0%
- 働いたことはない 2.2%
このようになっており、一度も働いたことがない引きこもりは2.2%しかおらず、73.9%の引きこもりが正社員として働いていたと回答しています。
引きこもりになってしまう原因は?
明星大学教授の高塚雄介氏によると、最近の若者が引きこもる原因は以下の4つが多いとのこと。
- 人間関係に対する苦手意識
- 自己完結的世界への埋没
- 興味・関心を抱く世界へののめり込み
- 失敗や挫折体験から立ち直れない
それぞれ説明していきますね。
人間関係に対する苦手意識
わかりやすい例が『イジメ』ですね。
学生時代や社会人時代にイジメられたり、人間関係で失敗したことがある人は引きこもりになるということです。
自己完結的世界への埋没
これはわかりやすく言うと、他人から批判・評価されるのがイヤなので引きこもってしまうということです。
あるいは他人と競争するのがイヤでマイペースな人もこのタイプと言えるでしょう。
興味・関心を抱く世界へののめり込み
これはわかりやすく言うと、自分のこだわりが強すぎて、他人と良好な関係を作ることができないパターンです。
例えばマイルールが強すぎて、集団行動ができない人はこのパターンに当てはまります。
失敗や挫折体験から立ち直れない
これは過去にイジメられたり、就活に失敗した経験がある人に多いです。
引きこもりの子供時代
つぎに、引きこもりはどのような子供時代を過ごしたのかチェックしていきます。
- 親が過保護18.6%
- 親のしつけが厳しかった22.0%
- 家族に相談しても役に立たない18.6%
- 親は学校の成績を重視していた13.6%
- 自分で決めて相談することはなかった15.3%
このようになっており、子供時代に厳しいしつけを受けた人が多いようです。
なので子供時代に親の言うことを素直に聞いて育った人ほど、大人になってから引きこもりになる傾向が強いと言えそうです。
一生仕事が決まらない気がします
ニートのときは一生仕事が決まらないような気がしますが、実際はそんなことありません。
なぜなら厚生労働省の調査によると、68.1%の企業が『フリーターでも評価に影響しない』と回答しています。
参照:フリーターであったことへの評価より
このことからわかるように、ニートの人が思っているよりも企業はニートという経歴を気にしていません。
30代でニートだと就職できない?
そんなことはありません。
先ほども紹介しましたが30代のニートでも約5人に1人が就職できています。
- 15〜19歳 =29.9%
- 20〜24歳 =32.7%
- 25〜29歳 =25.5%
- 30〜34歳 =18.1%
- 35〜39歳 =15.5%
また先ほども紹介した、JAIC(ジェイック)なら39歳まで就職サポートしてくれます。
JAIC(ジェイック)の就職成功率81.1%なので、普通に就活するよりも効率が良いです。
なので30代のニートでも就職できる可能性は高いです。
40代でニートだと就職できない?
40代は20代・30代のようにスムーズに就職できませんが、不可能ではありません。
ボクの父はニートになったあと、工場でアルバイトしていましたが真面目な働きぶりが評価されて正社員になりました。
なので40代でも、アルバイトから正社員へステップアップするという道が残されています。
まとめ:ニートに社会復帰は無理じゃない
ニートから社会復帰することは不可能ではありません。
ただし、いきなり社会復帰しようとするとストレスが大きすぎて、今より働く意欲を失ってしまいニート期間を伸ばしてしまうリスクがあります。
なので、無理せず自分のできることを1つずつ積み重ねていけば大丈夫です。
ボクの父は40代でニートでしたが社会復帰していますし、ボクも1年間のニート経験がありますが今は社会復帰しています。
ニートをしている今は信じられないかもしれませんが、1つずつ正しい行動を積み重ねていけば必ず社会復帰できます。
とりあえずボクの父のように40代のニートでも社会復帰できているので、まだ若いあなたはそんなに焦らなくても大丈夫!
あまり無理せず社会復帰していきましょう!
おわり(^^)
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