中卒の何が悪い?メリット・デメリットと中卒から成功する方法まとめ
日本は学歴社会なので、中卒だと偏見を持たれます。恥ずかしさや悔しさを感じるシーンも多いです。
しかし中卒でも成功するチャンスはあります。
- 松下幸之助さん(パナソニック創業者)
- 本田宗一郎さん(ホンダ創業者)
- 熊谷正寿さん(GMOインターネットグループ創業者)
上記の人たちは中卒ですが大成功しています。
身近な例だと、僕の叔母は中卒ですが、資格を取得して介護士になりましたし、僕が配管工だったときの上司は中卒ですが、月に100万円稼いでいました。
このように中卒でも、努力と工夫次第で学歴のハンデを乗り越えられます。
では、どのような努力や工夫をすれば、中卒から成功できるのか。本記事で解説していきます。
この記事を読めば、学歴のハンデを乗り越えて成功できますよ。
中卒の何が悪い?【メリット編】
学歴社会の日本において、学歴に頼らない生き方はハードルが高いです。
しかし、学歴がないからといって諦める必要はありません。
むしろ自分の強みや個性を活かせば、高卒や大卒よりも成功できる可能性があります。
以下に中卒のメリットを解説していきます。
社会経験を早く積める
中卒は、高卒や大卒よりも早く働き始めることができるので、社会人経験を多く積めます。
このため経験が長いほど評価される仕事なら、高卒や大卒よりも有利になることがあります。
冒頭に紹介したとおり、僕が配管工をしていたときの上司は中卒ですが、月に100万円以上稼いでいました。
配管工はおすすめの仕事ではありませんが、今後もなくならない仕事ですし、学歴不問で働けます。
配管工について詳しく解説した記事
学校に通わなくても学べる時代
今の時代はオンライン教育が発達しているので、高校に通わなくてもさまざまなスキルや知識を学べます。
それに高校や大学に行きたくなったら、「高卒認定試験」を受けて合格すれば、大学受験できます。
このように学歴はあとからでも手に入るので、中卒でも「やばい」と感じる必要はありません。
柔軟な発想ができる
高学歴だとレールの上を走る人生になりがちです。
しかし中卒だと敷かれたレールの上を走れないので、おのずと柔軟な発想やチャレンジ精神を持ちやすくなります。
なので他人と違う生き方や、新たな価値を生み出しやすいです。
ここまで説明したように、学歴に頼らない生き方はハードルが高いですが、意外とメリットも多いです。
中卒の何が悪い?【デメリット編】
以下に中卒のおもなデメリットを挙げていきます。
学歴フィルターによる就職の難しさ
大企業や一部の職種では、「高校卒業以上」の学歴が求められることが多いです。
また「学歴フィルター」によって、書類選考すら通らないことも。
それに、中卒は大企業にエントリーすらできないことも多く、就きたい仕事につけないリスクがあります。
転職してキャリアアップを試みても、「高校卒業以上」を条件にしている企業の選考は受けられません。
偏見や誤解を受けやすい
中卒だと、「頭が悪い」「話が通じない」というネガティブなイメージをもたれやすいです。
このため仕事で信頼を得るまでに時間がかかりやすいです。
特に営業職や金融、経営では、学歴のある人の方が有利になりやすいです。
たとえば営業職の場合、中卒に商品を紹介されるよりも東大卒に商品を紹介された方が買いたくなりますよね。
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自己評価が低下しやすい
中卒は周囲からのネガティブな偏見に影響されて、自己評価が低くなりやすいです。
太っている人に「太っているね」と言うと、さらに太るのと同じです。
このため中卒は、挑戦や成長をあきらめてしまい、人生を変えるためのアクションを起こせなくなります。
職業選択の幅が狭まりやすい
中卒は弁護士や医者のような専門職になれません。
これらの専門職は、大学卒業が必須条件なので、中卒だと目指せません。
また高等教育を受けないと基礎知識や教養、コミニュケーション能力、ビジネスマナーが不足しやすいので、就職後に苦労することが多いです。
キャリアが不安定になりやすい
中卒で就職すると、同年代の高卒や大卒よりも出世が遅れやすいです。
高卒や大卒は、学校で資格や知識を得てから働き始めますし、企業もなにかと大卒を優遇します。
これは童話の「ウサギと亀」をイメージするとわかりやすいです。
中卒が「ウサギ」で、高卒や大卒が「亀」です。
はじめこそ早く働き始めた中卒が多くお金を稼げますが、長期的に見ると高卒や大卒の方が多く稼げます。
実際、厚労省のデータによれば大卒と中卒の間には8,000万円〜1億円ほど生涯賃金に差があると言われています。
年齢を重ねると働けなくなる
中卒でも働ける仕事は肉体労働や単純作業が多いため、年齢を重ねると働き続けるのが難しくなります。
若いうちは大丈夫だと思っていても、40代、50代で肉体労働を続けるのは相当しんどいです。
なので20代のうちに肉体労働から抜け出しておくことを強くおすすめします。
中卒でもジェイックや第二新卒エージェントneo、ウズキャリなら、肉体労働以外の仕事を紹介してもらえます。
いずれも無料で利用できるので気軽に相談してみるといいですよ。
中卒から成功するには?
中卒から成功するための具体的なポイントは以下の通りです。
需要の高いスキルを身につける
需要の高いスキルを身につければ、学歴関係なく安定した職に就けます。
以下が需要の高いスキルです。
市場で需要の高いスキル
- ITエンジニア
- プログラマー
- Webデザイン
- 動画編集
- 介護
- 物流
これらのスキルを身につければ、中卒でも安定した職に就けます。
僕の友人は中卒ですが、ネットビジョンアカデミーを利用してエンジニアに転職し、28歳で年収800万円稼いでいます。
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資格を取得する
中卒の方は、学歴を問わずに取得できる資格や、実務に直結する資格を取得するといいでしょう。
たとえば以下の資格は学歴問わず取得できます。
学歴に関係なく取得できる資格
- 電気工事士
- 調理師
- フォークリフト運転
- 車両整備士
- 宅建
- FP
資格があれば学歴tyのハンデを乗り越えられます。
学歴にコンプレックスを抱えている人は、ぜひ資格取得にトライしてみてくださいね。
実績を積み上げて、信頼を得る
中卒は学歴関係なく採用してくれる会社に入って実績を作るのも有効です。
これは「わらしべ長者」をイメージするとわかりやすいです。
わらしべ長者とは
わらしべをみかんに、みかんは反物に、反物は馬に、馬は広い屋敷と田んぼになったという「おとぎ話」です。
これを転職でたとえるなら、まずは中小企業に入社して、そこで実績を作ってから大企業に転職する感じです。
新卒の就活では「学歴」が重視されますが、転職活動では「実績」が重視されるので、中卒でも努力次第で大企業に転職できます。
実際、僕の友人は高卒ですが、外資系コンサルティング会社に転職して年収1,000万円を突破しています。
もし「わらしべ転職」を実践するのであれば、先に紹介したジェイックや第二新卒エージェントneoを利用するのがおすすめです。
ジェイックと第二新卒エージェントneoは、中卒でも利用できる就職エージェントです。
どちらのエージェントも僕が実際に利用し、本当に良かったと思うサービスです。
それぞれの特徴は以下のとおり。気に入った方を使ってみてくださいね。
- ジェイック:全国に約40社しかない優良職業紹介事業者。
- 第二新卒エージェントneo:手厚いサポートが売りで、最短2日で内定をもらえる。
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フリーランスや独立、起業も視野にいれる
中卒の方が成功するには、フリーランスや独立、起業も視野に入れておくといいでしょう。
後述しますが、中卒で成功している人は自分で会社を経営している人ばかりです。
今はインターネットが発達しているので、以下のようにネットを使ったビジネスをするのが得策です。
- Webライター
- Webデザイナー
- ITエンジニア
- YouTuber
ITスキルは身につけて損しないので、プログラミングスクールで学んでおくといいでしょう。
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中卒の成功者一覧
この章では、中卒から成功した人たちを紹介します。
中卒からどのように成功したのか学ぶことで、成功するためのヒントを得られますよ。
熊谷正寿さん(GMOインターネット株式会社)
GMOインターネット株式会社の社長である熊谷さんは國學院高校を中退しています。
日本人資産家ランキングTOP100によれば総資産394.8億円 年収7.7億円とされています。
岡村陽久(株式会社アドウェイズ)
株式会社アドウェイズの社長である岡村さんは、高校を2ヶ月で中退。
一時は、2年間にわたって風呂無し四畳半のアパートで生活していました。
しかし現在は売上高300億円を超える企業の最高経営責任者(CEO)です。
岡村社長がどのように成功したのかは、インタビュー記事「風呂なし四畳半でも300億円企業のCEO」で赤裸々に語られています。
中卒が成功率を高めるには
中卒からの成功率を高めるには、いったん中小企業に就職し、そこで実績を作るといいです。
起業や独立、フリーランスもありですが、これらは失敗したときのリスクが高すぎます。失敗したら、再就職できずに一生フリーターになることも考えられますからね。
一方、中小企業に就職して実績をつめばキャリアの選択肢が増えます。
- そのまま働き続ける
- 転職してキャリアアップする
- 仕事のスキルを活かして副業を始める
こんな感じですね。
人生はいつ何が起こるのかわからないので、選択肢を多めに持っておくに越したことはありません。
ジェイックや第二新卒エージェントneo
僕の友人(中卒)もジェイックや第二新卒エージェントneo
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結論:中卒は何も悪くない
中卒は「王道の成功ルート」を歩めませんが、成功することができます。
大切なのは「中卒」であることを受け入れで、今後どのように行動するのか考えることです。
本記事で紹介した中卒の成功者である熊谷正寿さんは、学歴にコンプレックスがあったからこそ頑張れたと言っています。
中卒を見下している人の方がやばい
大人になってから中卒を見下している人は学歴しか誇れないクズです。
社会人になってからパッとしない人生を送っているから、いまだに学歴で人を判断するんです。
なので中卒を馬鹿にされたり、見下されても気にしなくて大丈夫です。
高学歴は
- 大企業に入社しやすい
- 世間体が良い
といったメリットがありますが、大人になってからは実力勝負です。
社会人は東大卒のニートより、年収1000万円の中卒が評価されます。
学歴マウントを取ってくる人に負けないでね!!
というわけで今回は以上です。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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