何故働かないといけないのか?働く理由がわからないときの対処法7選
毎日、嫌なことをガマンして働く理由がわからない…。
働く理由がわからなくなったり、仕事にやりがいを感じなくなる経験は誰にでも起こることです。
特に現代社会は、豊かさや選択肢の増加、他人と比較しやすい時代なので、嫌な仕事をガマンして続けるべきか?悩む人が増えています。
それに昔は「働かないと生きていけない」という働く理由が明確だったので、「何故働かないといけないのか?」と悩むことがありませんでした。
この記事では、働くことに対して疑問を持つ方に向けて、解決策を提示していきます。
この記事を読めば、自分なりの「働く意味」を再発見でき、前向きな気持ちで仕事に向き合えるようになりますよ。
「なぜ働かないといけないのか」と疑問を持つ人は、自分が何に価値を感じ、何を目標にしているのか見失っていることがあります。
自己診断ツールやキャリアコーチングを利用することで、自分の内面を可視化し、仕事に対する考え方や感情を整理してみるといいかもです。
たとえば以下のサービスを活用することで、自分にとっての「働く意味」を明確にできます。
「なぜ働かないといけないのか」と疑問を持ちながら働くのは、控えめに言っても地獄です。
人生の早いうちに、「働く意味」を明確にしておくと、生きるのがラクになるはずです!
では、前置きはここまでにして本題に入ります。
何故働かないといけないのか?→別に働かなくても良い
働くに越したことはありませんが、無理して働かなくても大丈夫ですよ。
理由を説明していきますね。
新たなライフスタイルの選択肢が増えている
現代はノマドやクリエイター、アーティスト、YouTuber、フリーランスなど、従来の働き方にとらわれない生き方が増えています。
このように、自分のライフスタイルに合わせた方法で生計を立てられるため、無理に働く必要はありません。
「仕事は人生の一部であって、人生そのものではない」からね!
社会保障制度の存在
経済的に困難な人をサポートするための制度として、生活保護があります。
この制度により、最低限の生活が保障されるため、無理して働かなくても生きていけます。
また雇用保険に加入している人は、失業しても一定期間、失業手当が支給されます。
これによって、職を失っても生活の不安を軽減できるため、無理して次の仕事を探す必要がなくなります。
もし再び仕事をしたくなったら、再就職支援サービスも提供されているので安心してください。
職業訓練やカウンセリングを受ければ、無職の期間にスキルアップすることができ、自己成長につなげられます。
僕は25〜26歳の1年間、無職だったけど問題なく再就職できたよ!
価値観の変化
最近では、特に若い世代を中心に、仕事とプライベートのバランス(ワークライフバランス)を重視する価値観が広がっています。
働くこと以外にも、家族や友人、恋人との時間、自分の趣味や興味を大切にする考えが浸透しています。
また今の日本は、少ない収入でも豊かな生活ができます。
ミニマリストように、シンプルな暮らしをすることで、働かずに生活する人も増えているので、無理して働かなくても大丈夫です。
人生は短いんだから好きなことをしよう!
テクノロジーの進化
テクノロジーの進化によって、場所にしばられない働き方ができるようになり、働かない選択もできるようになりました。
インターネットを利用したリモートワークやフリーランスとしての仕事が増え、これまでのようにオフィスで働く必要がありません。
またインターネットで簡単に情報を得られるので、自分の興味や関心に基づいた生き方ができます。
これらのテクノロジーの進化によって、働かない選択がしやすくなっています。
自分の心地いい生き方を選ぼう!
働かないといけない理由を考えてみた
僕が思うに、働く理由は、「お金を稼ぐため」だけじゃありません。
- 人生をより豊かにする
- 社会貢献
- 自分のため
など、さまざまな意味があります。
ここでは、働かないといけない理由を3つのポイントから説明します。
何故働かないといけないのか①哲学的な視点
『何故働かないといけないのか』哲学的な視点からみると、以下3つの理由があります。
- 自分の存在を実感できる
- 生きがいを感じられる
- 成長を実感できる
メジャーリーガーの大谷翔平選手を思い浮かべてみてください。
彼は一生遊んで暮らせるだけのお金を持っていますが、仕事を続けていますよね。
これは彼が野球を通じて、
- 自分の存在を実感
- 生きがいを感じる
- 成長を実感できる
という3つの要素を満たしているからだと思います。
何故働かないといけないのか②社会貢献
自分が働くことで、巡り巡って、道路や学校、病院、ガス、水道、電気などの社会インフラが整い、みんなが便利で安全な生活を送れています。
たとえば医者や教師、警察、消防士、自衛隊、スーパーの店員などの仕事があるから、僕たちは安心して生活できます。
自分もその一員として働くことで社会に貢献できますし、仕事を通じて、仲間や友人が増えると孤独を感じにくくなります。
何故働かないといけないのか③自分のため
食べ物や家賃など…。生活するにはお金が必要です。働いてお金を稼ぐことで、日々の生活が成り立ちます。
それにお金があると、好きなものを買ったり、旅行に行ったり、いろんな選択ができます。
働いて収入を得ることで、自分のやりたいことができるようになります。
それから将来、病気やケガをしたときや、老後に困らないようにするためにも、働いてお金を貯めることは大切です。
収入があることで、将来の不安を減らし、安心して生活できます。
働きたくないときの対処法7つ
「働かなきゃいけないのはわかってるけど、働きたくない…」と感じることは、多くの人が抱える悩みです。
ここでは、そんなときに役立つ簡単な方法を紹介します。
働きたくないときの対処法①小さな目標を立てる
仕事をするとき、きなり大きな目標を立てると疲れてしまいます。
そこで、まずは「今日はこれだけやってみよう」と、小さな目標を立ててみてください。
たとえば書類整理をしているうちに、仕事のモチベーションが上がってきて、大きな仕事も終わらせられるかもしれません。
それに、小さな目標を達成するだけでも、達成感が得られて気持ちが楽になりますよ。
働きたくないときの対処法②ちょっとだけ見方を変えてみる
どんな仕事でもプラスになる部分があります。
たとえば毎日おなじ作業をしていると、退屈に感じがちですが、
- 「今日は5分早く終わらせてみよう」
- 「より効率的に終わらせる方法を考えてみよう」
といった小さな工夫をしてみると、日々のルーティンワークから学びや新しい発見、達成感を得ることができます。
小さいことを積み重ねるのが、とんでもないところへいくただひとつの道だ
イチロー
働きたくないときの対処法③こまめに気分転換をする
長時間働き続けると疲れてしまうので、休憩をうまく取るといいです。
僕がやっているのはポモドーロ・テクニック(※)や昼寝、軽いストレッチ!
短い休憩を取ることで、集中力をリセットできます。科学的にも証明されている手法なので試してみるといいかもです。
それから、ランチタイムに昼寝するのも効果的です。
NASAがパイロットや宇宙飛行士を対象に行った研究では、26分間の昼寝が集中力を34%向上させることが確認されています。
30分以内の短い昼寝は、血圧を下げて、心臓への負担を軽減するとも言われているので、ぜひ取り入れてみてくださいね。
働きたくないときの対処法④働きやすい環境を探す
もし今の職場や働き方が合わないと感じているなら、別の環境を探してみるといいかもです。
最近では、リモートワークやフレックス勤務など、様々な働き方があります。
たとえばリモートワークを活用して通勤時間が減ることで、ストレスが軽減するかもしれません。
柔軟な働き方のできる会社では、家族との時間やプライベートの時間を確保しやすいので、働く意欲も高まりやすいですよ。
働きたくないときの対処法⑤自分が本当にやりたいことを見直す
自分が人生で大切にしていることやゴールを見直し、自分にとっての「やりがい」や「価値観」を再確認することも大切です。
多くの人が、人生で一度は「この仕事を続けるべきか」悩みますが、定期的に自己分析することで、働く意味を見出しやすくなります。
具体的には、過去に経験した楽しかった思い出や、得意なスキルを書き出して、自分の得意・不得意を見極めます。
- 何にやりがいを感じるのか
- 何をしているときが不快なのか
を整理することで、自分のやりたいことが見えてきます。
また信頼できる上司や同僚、メンターに意見を求めることで、自分では気づかなかった強みや適性が見えてきます。
AI診断ツールのASSIGNや、キャリドラやポジウィルキャリアのようなキャリアコーチングを活用するのも効果的です。
僕のASSIGNによる診断結果はこんな感じでした。
ASSIGNは、わずか3分で自分の特性と向いてる仕事がわかるので、忙しい方でも利用しやすいですよ。
働きたくないときの対処法⑥新しいスキルを学ぶ
働くモチベーションが低下する原因の1つとして、スキルが不足していて「できること」が少ないことも考えられます。
たとえば野球が上手な人は、色々なプレーをできて楽しいと感じますが、野球が下手な人は、できるプレーが少なく退屈に感じやすいです。
仕事もこれと同じで、自分のできることが少ないとモチベーションが低下しやすいです。
新しいスキルを学ぶことで、自分のできることが増え、仕事のモチベーションが高まるかもしれません。
スキルを積み重ねていくと、自然と「これをやってみたい」という気持ちも湧いてくるはずですよ。
デジタル技術が進化している現代では、ITスキルやデジタルマーケティング、データ分析などを学ぶと市場価値を高めやすいです。
働きたくないときの対処法⑦タスクの優先順位をつける
仕事量が多いと、何から手をつけて良いのかわからず大きなストレスを感じます。
そこでタスクの優先順位を決め、重要なものから着実に取り組むようにしてみてください。
優先順位をつけることで、目の前のタスクに集中しやすくなり、ストレスが軽減されます。
たとえば、毎朝その日にやるべきことをリストアップし、重要度の高いタスク順に手をつけていくと良いですよ。
働く理由がわからないときに役立つ考え方
ここで2007年に行われたハーバード大学の心理学者、エレン・ランガー博士の有名な研究を紹介します。
意識を変えるだけでいい
エレン・ランガー博士の研究では、ホテルの清掃員が「清掃業務によってどれくらいカロリーを消費しているのか」知ることで、自分の仕事がフィットネスになると理解し、体重が減ったという結果が得られました。
実験の内容は以下のとおりです。
- 実験グループ: 自分の仕事(掃除やベッドメイキングなど)がどれくらいのカロリーを消費しているか、そしてそれがどれほど身体に良い運動であるかを説明しました。
例えば、1時間の掃除で300キロカロリーを消費するなどの具体的なデータを示しました。 - 対照グループ: こちらのグループには、通常通りに仕事を続けてもらい、特に情報を提供しなかった。
このように僕たちは、意識1つで仕事を楽しむことができます。
4週間後、実験グループでは、運動習慣や食事の変更がなかったにもかかわらず、以下のようなポジティブな健康変化が見られました。
一方で、対照グループには特に変化が見られませんでした。
この結果から「思い込みが体に影響を与える」ことがわかります。
清掃員たちは、自分たちの仕事を「運動」として意識し始めたことで、身体に変化が起こりました。
あなたの仕事も、見方を少し変えるだけで、ポジティブな変化が起こるかもしれません。
たとえば、デスクワークの人なら「こまめに立ち上がってストレッチすることが健康につながる」と意識するだけで、身体にポジティブな変化が起こるかもしれません。
接客業の人なら「お客さんを笑顔にすることで、自分も幸せな気持ちになれる」と考えることで、仕事への満足度が高まるかもしれません。
仕事とは、他人のためにするものだが、同時に自分自身を作るためのものでもある。
トルストイ
仕事とプライベートのバランスを見直す
今まで頑張って働いてきた人は、趣味や家族、友人との時間を大切にし、ワークライフバランスを整えることで、働く意味を再確認できるかもしれません。
- 趣味を充実させるために稼ぐ
- 家族や友人と旅行するために稼ぐ
といったように、働く意味を見つけられるかもです。
また仕事を頑張りすぎて「燃え尽き症候群」になるリスクを軽減でき、生活全体の満足度がアップするはずです。
キャリアを見直す
働く意味がわからないときは、今の職場や仕事そのものを見直してみるのも有効です。
他の職場に移ることや、仕事を変えることを検討し、自分にとって心地よい道を探してみてはいかがでしょうか。
定期的にキャリアを見直すのは、定期検診のようなものです。
身体が変化していくのと同じで、考え方や価値観も変化し続けています。
定期的にキャリアを見直すことで、より自分に合った仕事や職場を探すヒントになりますよ。
専門家のサポートを受ける
キャリアカウンセラーやメンタルヘルスの専門家に相談するのも1つの方法です。
働く意味に対する悩みをプロに打ち明けることで、新しい視点や解決策が見つかることがあります。
1人で悩むよりも、専門家のサポートを受ければ、自分の感情や状況を冷静に把握できるので、解決のヒントが見つけやすいです。
もしキャリアカウンセラーに相談するなら、キャリドラやポジウィルキャリア、キャリートを利用してみるといいですよ。
転職エージェントとは異なり、転職を前提としない相談に乗ってくれるので、悩みの本質にアプローチしてくれます。
僕自身キャリドラ、ポジウィルキャリア、キャリートを利用したおかげで、働くモチベーションを高めることができました。
まとめ:働く意味がわからなくなるのは普通のこと
何故働かないといけないのか?という悩みは、誰もが一度は抱える悩みです。
このとき「ポジティブに考えなければ」「頑張って働かなければ」と無理をする必要はありません。
あるがままの感情を受け入れて、マイペースで向き合うことが大切です。
マイペースで向き合った結果、今の働き方や生活に違和感があるなら、その状況を少しずつ改善していきましょう。
「働く意味」は人それぞれ
「働くこと」の意味は人それぞれ異なります。
ある人は「お金のために」働き、別の人は「自己成長」や「やりがい」のために働きます。
無理に人と合わせる必要はなく、自分だけの「働く意味」を見つけることが大切です。
何か新しいことに挑戦したり、ゆっくり生活することで、気持ちが少しずつ変わってくるかもしれません。
焦らず少しずつ、自分に合った働き方を探し、心地よい生き方を目指してみてくださいね。
この記事で紹介したサービス